21 間接FK? 違う違う
行列の様子を見ながらフリーフォールトとマジックカーペットに乗った。
自由落下系の連続的はしんどいかと思ったけど待ち時間があったので大丈夫だった。
ゴーカートは子供連れの家族が多くて断念。
子供君が運転してると渋滞しそうだった。
佐季の希望に一通り乗ると一度出店ゾーンに戻った。
僕は焼きそばとホットコーヒー、佐季はたこ焼きといちご飴とスムージーとアイスティーを買った。
「そうそう。
花火見る場所確認しないと。」
「えっ?私は観覧車から見るかと思ってた。」
「観覧車は花火の前に止まるんだって。」
「そっか。確かに観覧車廻ってたら争奪戦スゴそう。」
「プールのスライダーがあっちだから、あそこの遊具ゾーンとかが良いのかな?佐季はどう思う?」
「隼平に任せるけど。
一回あそこに座って見てみる?」
ふたり並んで歩きだした。
「ここだと花火を遮るものなさそうだね。」
「そうだね。」
「ここに座って食べてからまた周ろうか?」
僕は言った。
「私はもうここで花火待ってても良いけどな。」
「それってお化け屋敷避けようとしてない?佐季がそんなにイヤなら行かないけど。」
「そんな事無いよ。 さっ食べよ。」
あきらかに話題をそらしてる佐季。
「このたこ焼き美味し〜い。
一個食べる?」
「うん、欲しいかも。」
「はい、あ〜ん。」
「ここであ〜んするの?」
「大丈夫。 大丈夫。 誰も見てないよ。
ひょっとして隼平は自意識過剰君?」
「そんなことないけど。
あ〜ん。」
これじゃバカップルじゃん。
「あっっっ。」
「大丈夫?
あれ?隼平猫舌だったっけ?
これ飲んで冷して 冷して。」
佐季はアイスティーをくれた。
僕は一口飲むとカップを外して氷を口に入れた。
「ふ〜っ 落ち着いた。
大丈夫 大丈夫。
ヤケドはしてないみたい。」
僕が言うと佐季はホッとしていた。
次第にその時佐季の顔がニコニコしだした。
「アイスティー。間接キスだね。」
「ひょえ?」
思わず僕は変な声を出した。




