20 ジェットコースター
観覧車を下りた後は絶叫系か。
僕と佐季は腕を組んで園内を移動した。
花火大会に向けて園内の人はかなり増えていた。
ジェットコースターにフリーフォールにマジックカーペット。
どれも並んでた。
「どうしても乗りたいのあるの?佐季。
比較的並んでる人が少ないのから並ぼうと思うんだけど。」
「ジェットコースターだけは絶対乗りたい!ここのジェットコースターは有名ランドマークのとは違う意味で怖いから。」
ナチュラルに遊園地をディスっていく佐季。
確かにこの遊園地はうちの両親もデートに使ってたとオカンがのろけてたな。
「じゃあ最初はジェットコースター。
その後は様子を見ながらでよい?」
「うん。隼平に任せる。」
列待ちの間にパンフレットを読んでた。
あれ?花火始まる前に観覧車止まっちゃうんだ。
そりゃ観覧車廻ってたら花火見たい人の大行列になりそうだもんな。
どこから見たら良いんだろ?
出店が有った中央広場の脇の遊具広場とかか?
あとで見に行こ。
って考えてる間も佐季はジェットコースターを見上げてた。
「あのガタガタ音ヤバいよね。
てかこの鉄柱サビてるし。」
だから遊園地をディスるのやめなさい。
順番がきてジェットコースターに乗った。
「楽しみすぎて死にそう。」
佐季の目が一層輝いた。
ジェットコースターの上でも両手を上げてキャーキャー言ってた。
本当に好きなんだな。
イチャイチャモードの佐季もかわいいけど元気で楽しそうな佐季もやっぱりかわい過ぎる。




