表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/162

 19 観覧車の中で


遊園地に入った。

それだけでテンション高くなった。


「最初は観覧車に乗るよ。」

手を繋いだまま佐季が走った。

入り口の混雑の割には人は多くない。


観覧車の列に並んだ。

「意外に高いね。」

「それは佐季のテンション?」

「観覧車に決まってでしょう。」


ふたりで観覧車に乗り込んだ。

「なにげにふたりきりだね。」

「密室でふたりきりとか、覚悟はよいかな?赤ずきんちゃん。」

「えっ?狼の皮を被った羊さんが何を言ってるの?」

「僕ってそんなに安心されてるの?」

「そんなに訳じゃないけど。危険ではないかな。」


ふざけてるともう半分近いところまで上った。


「どこで花火あがるのかな?隼平。」

「パンフレットによると遊園地外れのプールの奥みたいだよ。」

「あのウオータースライダーの方?」

「プールは早めに閉まって花火が上がるみたいだね。」

「今度はプールにも行きたいな。」

「あれ?佐季は泳げたっけ?」

「隼平は私の水着姿見たくないんだ。」

「謹んでお供させていただきます。」

「苦しゅうない。近うよれ。」

「はは〜。」

僕は佐季の隣りに座った。

腕を組んで見つめあう。


「本当に付き合ってるんだね。実感する。」

「何ならほっぺたつねってみる?」

「えっ?ほっぺならキスしてくれるんじゃなの?」

僕がふざけてると佐季の顔が近づいた。

「えっ?」

固まる僕の頬に佐季の唇が触れた。


「私の勝ち。」

「野球は後攻を抑えないと勝てません。」

僕も佐季の頬にキスをした。


改めて向き合うふたり。

でも視線は合わせられない。


「キス  しちゃったね。」

「しちゃったね。」

観覧車のドアを係員さんが開けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ド定番の流れだけど会話のテンポ感が良いかと [気になる点] 全体的に一話の文字数が少ないのでは? もう少しまとめて投稿されたらと個人的には思いました [一言] 青春って言良いなー
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ