129 美玲の気持ち
僕が美礼の部屋を出ても美礼と山崎はしばらくふたりきりで話していた。
山崎が帰るのを玄関まで送った後に美礼は僕の部屋に来た。
「アニキ 私が付きまとっていたの邪魔だった?」
美礼は泣きそうな顔で僕に聞いてきました。
「全然邪魔じゃないぞ。 ただ距離感が近過ぎるってのはいつも美礼に言ってた通りでそれ以上は思っていない。」
「本当?」
「本当さ。」
「佐季ちゃんと付き合いだして私が邪魔になったとかでもない?」
「なんで佐季と付き合うのに美礼が関係してくるんだよ?」
「まあ そうなんだけど・・・ 全く無関係と言われるものちょっと複雑・・・」
「美礼は美礼。 何が有っても大切な妹だ。 佐季は彼女でずっと一緒にいたいけどこればっかりは僕だけでは決められない。 なっ 美礼は美礼 佐季は佐季。」
「そっか 私が邪魔で無理矢理山崎さんを紹介したのかと思った。」
「僕は社会苦手なんだよね 点数じゃなく勉強方法が で山崎に相談したらそこから話が進んだだけで。」
「分かった。 邪魔な私を山崎さんに押し付けようとしてたのかとちょっと いやかなり心配で。」
「てか 美礼はどこにでも誰にでも胸を張って紹介出来るぞ。 その胸以外は。」
「せっかく良い話だと思って聞いていたのにサイテー。」
「ごめん ごめん 自慢の妹なのは本当だから。」
「分かった。 でも山崎さんに限らずお付き合いするのは高校に入ってからかな。」
「ああ 焦ることはない。」
「ところで アニキと佐季ちゃんはどこまで進んでるの?」
「どこまでとは?」
「どこまでって言ったらどこまででしょ?」
「キスまでしかしてないぞ。 あっハグはしてるけど。」
「へーっ まあお互いに学校の期待の星だからね。」
「それはあんまり関係ないかな。 てか佐季が大学進学する手段としてインターハイの結果が使えるのならそのチャンスを潰させたくないからかもな。」
「ふーん 取り敢えずあやちゃんは失恋か。」
「失恋も何も僕の何も知らないだろ、あやちゃんって子は。」
「まあそうだね。 憧れてるだけか。」
「美礼は勉強しないなら早く寝ろ。 僕はもう寝るぞ。」
「はいはい。 おやすみ、アニキ。」
「おやすみ。」
ベッドに入った僕は山崎の恋もしばらく進展なしか。
まあ投手転向って大変な時期だし美礼も高校受験があるし焦ることはないだろう。
家庭教師として会ってるわけだしと思った。
寝ようと思ってたらスマホにメッセージが届いた。
「今週末津山大に安達さんが来るから来ない?と誘われたので隼平も一緒に行かない?」と佐季からの誘いだった。
僕は「OK 会えるの楽しみだね でもごめん眠い」と返信をして眠りについた。
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