128 美礼と山崎の進展は?
美礼の家庭教師が終わった後に僕は美礼に呼ばれて美礼の部屋に入った。
美礼はベッドに座り僕と山崎は床に座った。
「あっ 飲み物持ってくるよ 何が良い? アニキ 山崎さん。」
「僕はお茶。」
「それなら俺もお茶をお願いします。」
「ちょっと待っててね。」
「てか お前が飲み物取りに行くとか明日は雨か?」
「また可愛い妹をイジメる。 妹が山崎さんに取られないようにディスってる?」
「妹はいるが可愛い妹は行方不明だな。」
「まあまあ 隼平と美礼ちゃんが仲良いのは分かったから。」
「仲良くないもん。 こんなクソアニキ。 じゃあお茶持ってくるね 山崎さん。」
と言うと美礼は僕を睨みつけると部屋を出て行った。
「ところで美礼の学力上がってるのか?山崎」
「社会は形になってきたぞ。 後はお前だろ。」
「元々少し頑張れば余裕だからな。 ちょっとプレッシャー掛けただけだから大丈夫だろ。」
「まあ 俺や隼平が行ける高校だからな。」
「確かに。 そんな難関校じゃないし。」
勢い良くドアが開くと美礼がお茶を゙持ってきた。
「はい 山崎さんとバカアニキ。」
まだご機嫌斜めなのか?
と思ってたら山崎が
「ありがとうね。」
とお茶を゙もらってた。
うん お互いにだいぶん馴染んだ雰囲気だと思った。
「ところで美礼は学力上がってるのか?」
「山崎さんが教えてくれる社会はね。 どこかの誰かさんが教えてくれる教科はまだまだかな。」
「頑張れよ、美礼。 お前がをうちの高校に入って来たら国体3位の僕の妹で有り野球部のエースの彼女じゃん。」
「ぶーっ」
隣で山崎が盛大にお茶を吹いた。
「待ってよ、バカアニキ。 私達はまだ・・・」
美礼も焦って言葉が出て来ない。
とは言えふたりともわかり易く真っ赤になって時折りふたりで視線を合わせてた。
「それより」
雰囲気を゙変えるように山崎が話しだした。
「投手の練習って何をすれば良いんだ?」
「一番は走り込みだな。 それからフォーム固め。 投げ込むなりシャドーなりか。」
「走るのだけは頑張ってたもんね、アニキ。」
「いつまで経ってもコントロール良くならなかったけどな。」
「でも全国3位じゃん。 基礎体力のおかげでしょ。 私も走るかな?」
「何で疑問形何だよ。 それにもう何年前から走る前に誘えと言って置きながら起こしても起きないじゃん。」
「いやいや 走り続ける才能は天下一品だろ?隼平は。」
「僕は佐季を゙甲子園に連れて行くって約束してたからな。 ってこの高校じゃあれだし、その高校でも野球部クビになるしな。」
「アニキは佐季ちゃんのために走ってたの?」
「一番は自分のため。 ただ人のためってプラスアルファが有ったから頑張り続けたのかもな。 山崎も美礼のためにエース死守してくれ。」
「だから俺達はまだ・・・ ねっ美礼ちゃん。」
「そうだよね。 山崎さん。」
「まあ 無理矢理くっつける気はないが反対はしないから。」
「はいはい。 まあアニキに何か決める権利はないんだけどね。」
確かに僕が進める話でもないか。
と思って僕はお茶を飲むと美礼の部屋を出た。
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