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126 いつもの佐季といつもの学校


眠い目をこすり朝ご飯を゙食べて学校に向かった。

いつものように佐季との登校だ。

「おはよう。」

「おはよう。」

いつもと変わらない佐季と声を上ずらせる僕。

佐季の中では大したことじゃないのか?

と思っていると小声で佐季が言った。

「昨日のことは大切な思い出だけどなるべく普通に接しようと思ってる。 じゃないと照れくさいじゃん。 って胸とかたけでそれ以上は・・・ ダメだ。 思い出したらまた恥ずい。」

「僕は思い出さなくても恥ずいし色々目に焼き付いてて。 今の僕は透視能力者かも知れない。」

「恥ずいこと言わないの。」

と佐季が僕の頭を軽く叩いた。


「てかさ。 男の人ってあの状態で我慢出来るの?」

「あの状態ってどの状態?」

「バカ。 具体的な変化じゃなく・・・ 状態じゃなく状況か。」

「佐季の未来も考えてたから我慢出来た。 ってか我慢じゃないな。 未来を考えたからの選択ってやつかな。 でもあの辺で止まってないとヤバかったかも。」

「なんだか私って大切にされ過ぎじゃない? ありがたいけど。」

「てか そんなに焦らなくても良くね? って思ってる僕は実は自信家?」

「なんて言うのかな? 小学生で野球やってた時の私って男の子みたいだったじゃん。 でも今思えばあの時から隼平のこと好きだったンだよね。 良いプレーした後に頭やお尻をポンって叩かれると嬉しかったもん。 他の人に褒められるより。」

「衝撃の告白だな。 ってか女の子のお尻触るってセクハラじゃん。」

「セクハラって何をされたか?より誰にされたか?が問題何だと思うよ。 津山大の新津先生に触られるのイヤだったけど隼平にフォームチェックで触られるのは嬉しいし。」

「それは分かる気がするなぁ。 まぁ僕は男だから触られないけど。」

と話しながら校門をくぐり教室へと向かった。

佐季と別れると山崎がいた。


「よっ。 国体おめでとう。 これでお前が野球部に戻ることはなくなったのか。」

「だから戻らねーっうの。 で ピッチャー見つかったのか?」

「まだ決まってない。 この土日の練習で候補者にシート打撃で投げさせるけど。」

「そこでお前話しながら投げないのか?」

「俺は投手経験ないし。 だいたい正しいフォームも分からない。」

「投げやすい投げ方で良いだろ。 お前のサイドからの送球はかなりのクセ球で打ちづらいはずだけどな。」

「お前がそこまで言うのなら俺も投げるかな。」

「故障しそうなフォームはマズいが多少荒々しいフォームだがお前の個性だと思うぞ。」


と話してるとホームルームが始まるチャイムが鳴った。

今日は佐季と山崎と話していたからか他の人に囲まれることはなかった。

ふたりに感謝だな。

特に佐季は何度もあんな風に囲まれた経験を話してくれたし。


昼休みも特に他のクラスからの見学者は来なかった。

放課後は視聴覚室を゙借りて佐季とやり投げや幅跳びのビデオを゙見ていた。

トラック競技が有るとカメラが変わるので全員の投てきは映ってなかったけど自分のフォームと周りのフォームを゙比較するだけでもスゴい参考になった。


そうこうしてると佐季の幅跳びの最後の試技とその後の表情が大写しでカメラに抜かれてた。

俺は思わず隣にいる佐季の手を取り握った。

佐季は

「ありがと。 もう大丈夫だよ。 明日からは自分でプレッシャーを゙掛けた状況で一本一本を゙大切にして練習だね。」


吹っ切れたような佐季の笑顔があった。

評価ブクマありがとうございます。

誤字脱字報告助かってます。

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