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119 国体からの帰り道


国体2日目。

昨日のこともあり森先生は佐季の100メートルは棄権にしてくれた。

僕と佐季とその他のメンバーでスタンドから応援。


今日は棒高跳びや走り高跳びや砲丸投げ等々が行われるのでうちの代表を゙応援しつつフィールドや投てき競技に注目した。

改めて一回一回の試技を見ると強い人は記録が安定していた。

失敗もあるけど次の試技には引きずらないように思えた。

これは特に佐季の課題。

帰ったらこなす本数側に減っても一回一回に集中するとことが大切だと話した。


競技の応援合間のお弁当タイム。

と思っていたらお弁当とは別にタッパーを゙持ち出す人々。

朝のホテルのバイキングで気に入った料理を詰めてお昼にも食べるだとか。

いやいやこういう細かいワザ?も大会慣れなんだろうなぁと感心した。

てか佐季も料理詰めてるなら僕にも教えてくれても良くない?と言うと笑ってごまかされ唐揚げとマカロニサラダを分けてくれた。

仕方ないから許して上げた。


午後もフィールドや投てきを゙中心に見ているとやはり表彰台クラスの選手は最後に記録を伸ばす。

逆転1位とか2位とかインターハイ上位の選手は最後に帳尻を合わせてきた。

集中力とか経験とか言うのは簡単だが僕も佐季も身に着けないとイケないことだと思った。


国体の高校生の陸上は終わり帰路に着いた。

まだ日が登っている時間だが帰りの新幹線の中は寝ている選手が多かった。

こう言う隙間時間に休めるのも大切な能力だと森先生が教えてくれた。


新幹線から降りるともう僕達がうちに帰る電車はなかったので佐季が新幹線に乗る時から連絡していた愛生姉さんに改めて連絡を゙した。

流石に平日は家にいるとのことで僕と佐季は泊まらせてもらうことにした。

時間も遅いので駅から愛生姉さんのうちへの途中のファミレスで晩御飯を済ませた。


愛生姉さんのアパートに着いた。

部屋に入ると愛生姉さんは

「新婚旅行お疲れ様 ハネムーンベイビーは? 私も叔母さんかぁ」

と先制パンチを食らった。


佐季は

「私が子供を産まなくても愛ねーが先にオバサンだけどね」

と笑って言った。

愛生姉さんは

「ひどくない? 隼平君 こんなヒドい妹は止めて私の柔らかい胸に飛び込んでおいで。」

「だからおっぱいで隼平を゙誘うのは止めて。 隼平はおっぱい星人じゃないのは判明してるから。」

「そうなの? じゃあ隼平君は何星人なの?」

「隼平は。佐季子星人なので強奪は無理だから。 残念ながら。」

「彼氏いない姉にシャレにならない攻撃を゙するのね。」

「愛ねーが隼平を゙からかうからでしょ。」

と漫才みたな会話が続いた。


「そうそう 隼平君の記事が有ったって聞いたから新聞買ったよ。 見る?」

と愛生ことがさんが今日乗る新聞を゙持ってきた。

普段は新聞取っ手いないからワザワザコンビニで買ってくれたとのこと。

地元地方紙なので小さいながらも写真付きで競技開始から3ヶ月で全国3位ってことと夏休みの山井達の逮捕の功労者って説明も゙乗っていた。

正直 もうあの事件のことは記事にして欲しくないけど無理なんだろうなと諦めた。


そうこうしてると佐季が

「愛ねー 私達は試合に移動に疲れてるから先に寝るね。 お風呂準備して良い?」

と言った。

愛生姉さんは普段はシャワーだけらしくお風呂の準備はしてなかったことを謝っていた。

いやいや 泊めてもらう僕達が準備するのが普通だろうと思ったけど島井家では泊める側が準備するらしい。


いつものようにリビングに布団を敷いて佐季とふたりで眠る。

「試合や移動より今からの方が疲れることするんじゃない?」

「私達は健全な交際だからそんなことはしません。」

「しませんじゃなく佐季子がさせないんじゃないの?」

「来年のインターハイ終わるまでは・・・ 何言わせるのよ。 もう寝るから。 おやすみ 愛ねー。」

「おやすみなさい。 愛生姉さん。」

「もう夏じゃないからくっついて温まりなら寝なさいね。 ごゆっくり。」

最後まで僕達をからかう愛生姉さんだった。

評価ブクマありがとうございます。

誤字脱字報告助かってます。

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