101 山崎と美礼 ってお見合いじゃないぞ お袋
部活の合間に山崎と話をして木曜日に家庭教師の前の紹介としてうちに来て貰うようにお願いした。
ついでに夕ご飯も食べながら。
平日は父の帰りが遅いので僕と美礼と母が山崎と話す。
と言っても山崎は中学時代に何度か遊びに来てるからそんなによそよそしい雰囲気にはならないだろう。
木曜日の夜 7時頃に山崎が来た。
「こんばんは 山崎慎太郎です。 この度は美礼さんの家庭教師をさせていただくことに」
「まぁ 山崎くんも立派な挨拶出来るようになったのね。 中学生の頃は隼平と一緒に泥だらけになって騒いでたのに」
「おばさん 今は一応高校生なので」
「そうだよ 山崎は次期野球部のキャプテン しっかりしてるんだぜ」
「まぁキャプテンなの 頑張ったのね。 うちの隼平なんか野球部をやめちゃって。」
「いえ 今でも隼平君には野球部のことでお世話になってます。 この前のイジメや元野球部員の逮捕にも隼平君の力が有りました。」
「えっ? なに? 隼平がなにかしたの?」
「えっ? アニキ何したの?」
そんなにふたりで驚かないでも。
僕ってそんなになんにもしてないように見えるのかな?
「野球部内でイジメがあるのでは?ってな話があって。 隼平君に話したら被害にあってそうな一年生を隔離して練習しながら観察してたら様子が分かるかもよ?と言ってくれて。」
「こら隼平。 学校だけじゃなく家でもしっかりしてね。」
「はいはい 僕の話は良いから。」
「そうね。 今回は山崎君と美礼の家庭教師の話でした。 美礼 ご挨拶は?」
「ご無沙汰してます 美礼です。 よろしくお願いしましゅ。」
さすがスーパー人見知り美礼。 そこで噛むか?
って山崎。 何キュンとしてるんだ。 この人選は失敗?
「山崎君は社会を教えていただけるのよね?」
「はい 隼平君が数学と理科を教えてくれるそうで僕は社会を。」
「そう ありがとう。 ところ英語は大丈夫なの?美礼。」
「英語は何とかなってます。 ご心配いりません。」
おいおい お袋にまで敬語になってんじゃん。
今 美礼を歩かせたら手と足型一緒に出るんじゃね? 大丈夫か?このふたり。
「まぁ少しは自分でも頑張らないとね。 それより隼平は美礼にちゃんと教えられるの? いつもケンカばかりしてるのに。」
「ケンカ仕掛けるのは美礼だから 美礼が真面目にしてたらだ。」
「やめて下さい。 真面目にするに決まってるではないですか。」
だから僕に敬語は要らないから。
てか、山崎にも敬語使われたら距離感を見たん感じて悲しむかもな。 それでも良いけど。
家庭教師は火曜と木曜の8時から1時間頼むことにした。
進捗やテストの関係で多少の予定変更にはなりそうだけど。
その後も飯を食べながら色々取り敢えず話した。
結局美礼はみんなに敬語を使い続けた。
お袋はやたらと山崎と美礼に話させたがるし。
山崎が帰った後僕は部屋に戻った。
すると美礼も僕の部屋に来て
「私が社会良い点取れば山崎君は家庭教師終わり?」
「何を基準にするかは難しいが社会も出きるようになったらいらないんじゃないか?山崎には悪いけど。」
「そっか そしたら社会頑張って数学と理科が良くなかったらアニキが教えてくれるんだ。」
「いや そうだけど、普通に全教科頑張れよ
。」
「まぁそうなんだけどね。 でも山崎君ってあんなにイケメンだったっけ?」
「イケメンは好みだろうが、アイツは結構モテるぞ。」
「そっか まぁ私には関係ないけど。」
「あんなに敬語連破で緊張してたくせに関係ないはないだろう。」
「あれは 別に山崎君じゃなくてもあんなだし。」
「余計にいばることじゃねーぞ。」
「うるさい でも色々と私のこと考えでくれていればありがとね。 今夜は私のことを考えて頑張っても良いよ。」
「いったい何を頑張るんだよ。 くだらねーこと言わないで勉強しろ それとも夜の保健体育実技ペアリングでもするか?」
「・・・」
「何あきれてるんだよ。 ちゃんと突っこめよ。」
「うるさい バカリアニキ。 勉強するから邪魔刷るなよ。」
と美礼は不機嫌そうに部屋を出た。
いやいや どう考えてもブラコンの態度じゃないだろう。
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