第2回 車椅子の少女との恋(仮題)② タイトルが思いついた。
その日仕事中に考えていた創作の事などのまとめなので、支離滅裂です。
本当に個人的な創作ノート(笑)
仕事中、藤崎さんが言いそうな台詞が思いついたので書き留めておく。
「だって今や世の中はネット社会だよ。個人が世界との繋がりを求めたり、世界が個人を見つけ出したり。問題もパーソナルな事がグローバルに影響したり、グローバルな事がパーソナルに影響したり。そもそも個人の集合体で世界が出来ているならば、今はそれを確認する術を手に入れた時代で、パーソナルは=グローバルであるとも言えるだよ。そう考えれば私達一人一人の存在は、私観的にはたいした問題ではないと同時に、世界的には重要な問題であるとも言えるの。分かる?」
これは現在書いている小説『どんな気持ち』の登場人物の一人、SFヲタの藤崎さん向けの台詞。
らしい台詞なので、何処かで使えるかも知れないので残しておこう。
さて、昨日考えていた車椅子の少女の話は、今日はその後の事を考えていた。
物語は小説的にはハッピーエンドを目指すにしても、その先の将来は多分、この二人は別れて、彼女はきっと二十代前半くらいで十歳くらい年上の特別支援学校の先生か職員とでも結婚するのだろうなと想像した。女性は男性よりも何処かで割り切る人の方が多い様に思えるから。(笑) きっとそれが一番良い道だと彼女自身が決めるんだろうな。
そんな事を考えるとこの少女の性格が見えて来た。
意思が強く、途中から人に頼るのではなくて、自分で生きて行こうと強く決めた様な…
昨日の続きのお話は、所謂特別支援学校に転校した少女の下に、交流ボランティアという形でかつての中学の知り合い達がやって来るという展開。(しかし果たしてそんな事ってあるのだろうか? 後で調べねば)
仲の良かった少女の友達達が彼女を見つけて、囲み話しかけるが、それを睨んだ様な表情で見ながら黙んまりを決め込む彼女。
優しい表情も優しい言葉も、今の彼女には全てが刺さるのだった。
それはまだ彼女が自分自身の現状を受け入れていないからで、自分を惨めに感じているからで、だからみっともない自分を見られたくなくて…
暫くするとつれない少女に友達達も怪訝な顔で去って行く。
「なんか、変わったね」
「ホント」
等、口々に小声で言いながら。
すると、少女の友達の女子の一団が去るのを、遠くで見ていた少年が近付いて来る。
彼は車椅子の少女の後ろに立つと、手押しのハンドルを握った。
「なっ?」
それまで彼の存在に気付いていなかった少女が驚いて振り向く。
「こんにちは。ねえ、この学校を案内してよ。僕は何も知らないんだ」
彼もまた彼女のかつての中学のクラスメイトだった少年だった。
「案内って?」
突然の申し出に戸惑う彼女に彼は静かに車椅子を押し始める。
実はこの少年は、かつて彼女に優しくして貰った事があるという設定。
優しさのお返しなのか?
まー兎に角、そこが導入部で親しくなる二人。
(そもそも優しくするという事は、お互いに嫌いなタイプではなく、寧ろ好意はあったという事)
此処まで考えてタイトルが浮かぶ。
『君がやさしかった』かな?
とりあえず此処まで考えて来て、バレンタインに単発短編で少し書いてみようかな? と思った。
ストーリーはまだ彼女が事故に遭う前、クラスメイトの彼に何を優しくしたのかというエピソード。
ネタは『どんな気持ち』の最初の方でちょっと使った話から広げよう(笑)
でもその前に主要登場人物二人の名前ぐらい考えなくては。(泣)
今回はこんな感じ。
つづく