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♥ これは式神  作者: 雪*苺
三日目 / 水曜日 4月24日
8/104

♥ 大学 1 / 昼休み 1 / 懲りずに…


境戸託司

さん!

  今から昼食ランチだよね!

  一緒に食べよう 」


衛美

「( …………また? )

  けい君……貴方と昼食ランチしたい女子学生がるでしょ?

  その子達を誘ってあげたら? 」


境戸託司

さん…… 」


衛美

「 じゃあね 」


 けいたくへ「 バイバイ 」と手を振り、さっさと食堂へ向かう。


境戸託司

「 ──待ってよ、さん!

  食堂で食べるの?

  オレも食堂に行こうと思ってたんだ。

  一緒に行こうよ 」


衛美

「 …………勝手にすれば? 」


境戸託司

がとう!

  勝手にさせてもらうよ! 」


 けいたくは、嬉しそうにえいの右隣を歩く。


 予想外に背の高い けいたくと並んでいると、背の低いえいの頭は、けいたくの肩より少し下にある。


衛美

「 背…高いね 」


境戸託司

「 そうだね。

  186cmあるからね。

  さんは…小さいね 」


衛美

「 大学の敷地外で並んで歩いたら、誘拐犯と間違われるんじゃない?

  通報されたりして 」


境戸託司

「 大丈夫だよ。

  俺達は若いし、兄妹きょうだいに見られるよ 」


衛美

「 …………そう?

 ( イケメンには嫌味も通じないっていうの?? )」


境戸託司

さんはなにを頼むの? 」


衛美

「 関係無いでしょ… 」


境戸託司

さんと同じの頼んでみようかな──って思って(////)」


衛美

「 真似っ子はめてほしい 」


境戸託司

「 ………… “ 気になる子と同じメニューを食べたい ” って思ただけだよ(////)」


衛美

ほんめて…… 」


境戸託司

さん…………。

  さんがいやがるなら…同じメニューを頼むのはめるよ…。

  に座ろうか?

  陽当たりのいい窓側にする?

  外も見れるし──あっ、日焼けするのがいやなら窓から離れた席にしてもいいよ 」


衛美

「 はあ?

  なんで相席する事になってるの?

  食堂に行くあいだだけでしょ? 」


境戸託司

「 一緒に食べたいんだ!

  さんともっと話したいし!

  仲良くなりたいんだよ 」


衛美

「 …………私は無理!

  異性は苦手なの。

  男性不信で男性恐怖症なの。

  かる?

  今、この瞬間も嫌悪感に襲われてるの!

  私に構わないでほしいの!! 」


境戸託司

「 ──?!

  ……っ、ごめん!!

  気付けなくて…。

  …………そっか…だから、あんなにキツい言い方をしたり、拒否に似た態度を取っていたんだね…。

  ──かった! 」


衛美

「 はあ?

  なにが『 かった! 』の?

  けい君、おかしいんじゃないの? 」


境戸託司

「 ちっともおかしくないよ。

  だって、さんにきらわれてないってかったんだから。

  むしろ嬉しいくらいだよ(////)」


衛美

「 う、嬉しい??

  なんで嬉しいの!

  やっぱり変よ!! 」


境戸託司

「 変でもないよ。

  さんと仲良くなれるチャンスがだあるって事だから(////)」


衛美

「 な、仲良く……??

  ──無理。

  激しく無理!

  仲良くなんて出来っこない!!!!

  私に構わないで!!

  金輪際、近付かないで!! 」


 あらん限りの声で、けいたくに怒鳴ると、えいはそのまま1人で食堂へ走った。

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