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♥ これは式神  作者: 雪*苺
三日目 / 水曜日 4月24日
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♥ 登校中 1 / ナンパ…か?


境戸託司

さ〜ん!

  おはよ〜!! 」


 大学の最寄り駅を出て信号待ちをしていると、背後から元気で明るい声が聞こえてた。


衛美

「 ………………またかよ 」


 うんざり気味のえいは、思わず本音を漏らしてしまう。


境戸託司

「 ハァ…ハァ…ハァ…………おはよう!

  さん。

  会えるなんて奇遇だね!! 」


衛美

「( ……朝から…うざい… )」


 朝からテンション高めのけいたくは、息を切らせながら駆け寄ってた。


 まるで尻尾をブンブン振って突進してる人懐っこい大型犬のようだ。


 犬ならば、えいも喜んだ事だろう。


衛美

「 …………なんで息を切らせてるの?

  走ってなくてもいいのに… 」


境戸託司

さんの姿が見えたから、ついね!

  一緒に登校したくて(////)」


衛美

「 ああ……そう、なの? 」


 屈託のない眩しい笑顔をえいに向けて微笑むけいたくの表情にえいは、うんざりしていた。


衛美

「 ……けい君…だっけ?

  貴方と登校したいと思ってる女子学生がるんじゃない?

  その子達と登校してあげたら?

  好きなだけ、ちやほやしてもらえるわよ? 」


 追い返したいえいは、ここぞと思い嫌味を言ってみる。


境戸託司

「 …………さんは…俺がきらいなの? 」


衛美

「 は? 」


境戸託司

「 俺と仲良くしたくない──って事… 」


衛美

「 自覚はあるんだ?

  偉いね。

  信号が変わったから先に行くけど、付いてないでね 」


 けいたくをその場に残してえいは1人でさっさと行ってしまった。

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