表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
♥ これは式神  作者: 雪*苺
八日目 / 月曜日 4月29日
53/104

♥ モレットモール 4 / 2:1デート 4 / フードコート 2


衛美

「 じゃあ、3割りがげん? 」


玄武

「 3割りの内、2割りはえいで1割りはワタシだ。

  報酬は退魔所の口座へ振り込んでもらう。

  退魔所の口座から7割りをづるの口座へ、2割りをえいの口座へ、1割りをせいげんの口座へ引き落とされるようにする 」


衛美

「 じゃあ、退魔所の口座は(ゼロ)になるのね 」


厳蒔弓弦

「 依頼はどう受けるつもりだ?

  退魔所の宣伝でもするのか? 」


玄武

「 宣伝はしない。

  ワタシにはコネがある。

  コネを最大限に活用するつもりだ 」


衛美

「 どんなコネなの? 」


玄武

「 秘密だ 」


衛美

なんで秘密にするの? 」


玄武

「 知らない方がいい事もある 」


衛美

「 ひっど 」


厳蒔弓弦

「 仕事が無くて困るような事にはならないのか? 」


玄武

「 選び放題で困る事にはなるな 」


衛美

「 どういう事なの? 」


玄武

ゴールデンウィークになれば分かる 」


衛美

なによそれぇ 」


厳蒔弓弦

「 分かった。

  退魔師組合から独立しよう 」


衛美

づるさん?!

  いいんですか?

  そんな簡単に退魔師組合って所を独立しちゃっても… 」


厳蒔弓弦

「 問題ない。

  退魔師組合から独立する退魔師は結構いるからな。

  独立は退魔師組合から卒業して巣立ちするようなものだ 」


衛美

「 そう…なんですか? 」


厳蒔弓弦

「 退魔師組合から独立した退魔師の殆んどは “ ぜんぐん ” に所属する 」


衛美

づるさん、ぜんぐんってなんですか? 」


厳蒔弓弦

「 独立した駆け出し中の退魔師,陰陽師,ふつ魔師を支援する為の組織だ。

  仕事の斡旋をしたり、住居を斡旋したり、トラブルが起きた時も対応と処理もしてくれる。

  私の兄── 長男と3男 ──は、ぜんぐんに所属して、活動している 」


衛美

「 そうなんですか。

  大きな組織なんですか? 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  陰陽師,退魔師,ふつ魔師が組んで依頼を達成させる事もある。

  他にも陰陽師だけ,退魔師だけ,ふつ魔師だけで立ち上げられた専用の斡旋組織もある 」


衛美

「 へぇ…… 」


玄武

「 決まりだな。

  ──えい、次はへ行く? 」


衛美

「 観たい映画も観れたし、づるさんのお弁当も食べれたし……。

  折角モレル(モレットモール)たんだものね。

  …………楽器屋に行ってみたいかも 」


厳蒔弓弦

えいは楽器に興味があるのか? 」


玄武

えいは縦笛もく吹けた事がないだろう。

  もカスタネットを叩く役だったろう 」


衛美

「 もう、それは関係無いでしょ!

  縦笛が吹けなくても、カスタネットしか叩けなくても、楽器を見るのは好きなの! 」


厳蒔弓弦

「 確か同じ2階に楽器屋があった筈だ。

  行ってみよう 」


衛美

づるさん!

  がとう御座います(////)」


 づるさんと一緒にテーブルの上を片付ける。


 使用済みで捨てれる物はフードコートに設置されているゴミ箱の中へ簡単な分別をしながら入れる。


衛美

げんも手伝いなさいよ 」


玄武

いやだな。

  ワタシは雑用はしない 」


衛美

なにが『 いやだな 』よ!

  普通は式神があるじの代わりに片付けるものでしょ!

  全くもう… 」


厳蒔弓弦

「 ははは。

  いいじゃないか。

  片付けている間もってくれているんだ 」


衛美

「 それは……そうかも知れませんけど…。

  実体化してる時ぐらいは手伝ってくれてもいいと思うんです。

  朝からずっと食べてばっかりじゃないですか 」


厳蒔弓弦

「 ははは(////)

  まぁ…確かにそうだな。

  えいは恐いもの知らずだな 」


 づるさんは笑うだけでげんに「 片付けを手伝え 」とは言わない。


 甘やかし過ぎですからね!


 テーブルの上が片付いたのと忘れ物がないかを確認してから、づるさんとげんと一緒にフードコートをあとにして、楽器屋へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ