♥ 何処か / お楽しみの始まり
──*──*──*── 何処か
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〈 ──お目覚めですか、翔晴様? 〉
翔晴
「 ………………うん…。
…………玄武に会ったよ…。
…………ふふふ……実体化していたなぁ… 」
?
〈 それは…よう御座いましたね 〉
翔晴
「 …………そうそう、榻萠之眞小呂の転生体にも会ったよ…。
…………ふふふ……女の子に生まれ変わっていたよ…。
…………可愛がって…あげなくちゃねぇ…。
…………ふふふ…… 」
?
〈 翔晴様、どうされるのですか? 〉
翔晴
「 …………どう、とは? 」
?
〈 再会を果たされたのですから、お2人に何か贈られては如何でしょうか? 〉
翔晴
「 …………贈り物……ふむ…。
…………それは良い案だねぇ…。
…………良し、採用しよう… 」
?
〈 有り難う御座います。
──して、再会の喜びとして、何を贈られますか? 〉
翔晴
「 …………そうだなぁ〜〜。
…………うん、決めた!
…………ふふふ……驚いてくれるかなぁ?
…………双彗、日本中に雪を降らせよう…。
ただの白い雪では面白味がないから、血のように赤い雪がいいなぁ…。
…………どうだい? 」
双彗
〈 きっと驚かれるかと思われます 〉
翔晴
「 …………だと、良いんだけどねぇ…。
…………赤い雪を降らせるのは……雪女にしようか?
…………雪と言えば、雪女だからねぇ…。
…………あぁ、そうそう…今回の雪は赤く染めるだけで良いからねぇ…。
…………余計な事はするんじゃないよぉ…。
…………再会への喜びを日本中にお裾分けするだけなんだからねぇ… 」
双彗
〈 承知致しました 〉
翔晴
「 …………そうそう、もう1つあるんだよねぇ…。
…………祿棠冥晶の遺体が戻って来たら必ず回収するようにねぇ…。
…………冥晶は強い陰陽師だからねぇ…。
…………お前と同様、式神にして傍に置きたいんだよねぇ… 」
式神:双彗
〈 畏まりました。
遺体が搬送され次第、回収致します 〉
翔晴
「 …………うん、頼むよ…。
…………あぁ…そうだ!
…………双彗、赤い雪を降らせている間に各都道府県内から10人程、誘拐しといてよ…。
…………魑魅魍魎にさせてさぁ… 」
式神:双彗
〈 魑魅魍魎に人間を誘拐させるのですか? 〉
翔晴
「 …………そうだよ…。
…………赤い雪は誘拐に目を向かなくさせる為のカモフラージュさ…。
…………面白い事を思い付いたんだよねぇ…。
…………ふふふ……。
…………出来そうかい? 」
式神:双彗
〈 畏まりました。
そちらも、雪女と共に準備させていただきます 〉
翔晴
「 …………うん、頼むよ…。
…………あぁ、そうだ…。
…………誘拐するのは日本国内にいる者に限るからねぇ…。
…………国籍,人種,性別,年齢,学歴には拘らなくていいよ。
…………適当に誘拐させたらいいからねぇ… 」
式神:双彗
〈 畏まりました 〉
翔晴
「 …………さてと…。
…………明日は学校に行かないとだから、宿題を終わらせないとねぇ…。
…………面倒しいなぁ… 」
ベッドの上に寝転がっていた少年は、上半身を起こすとベッドから下りた。
机の上には教科書,ノート,ドリル,筆記用具が置かれている。
椅子に座った少年は、机に向かうと机の上に出してある計算ドリルを開き、宿題を始めた。




