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♥ これは式神  作者: 雪*苺
七日目 / 日曜日 4月28日
31/104

♥ 瀬圉家 2 / 本家 2 / 本邸 1


──*──*──*── 本邸


 お母さんが本邸のインターホンを押してから玄関を開けてくれる。


 本邸へ入って玄関で靴を脱いだら、用意されているルームシューズを履いて廊下を歩く。


衛美

「 お母さん、の部屋に行くの? 」


衛美ママ:美緒

「 応接間よ。

  えいに会わせたいお客様が待っているそうよ 」


衛美

「 私に会わせたいお客様ぁ??

  なんで私に会わせたいんだろうね?

 ( …………げんの被害者じゃないわよねぇ?? )」


玄武

なにを言う。

  最近のワタシは大人しかったろうに。

  被害者ではない。

  断じてな 』


衛美

「( …………信じたいけど…。

   会ってみない事には分からないわよね。

   どうか、げんとワタシとは無縁の人でありますように!! )」


玄武

えいは心配性だな 』


衛美

「( 日頃の──って言うか前科があるでしょ!

   前科が!!

   前科の被害者が訴えにたのかも知れないじゃないのぉ~~ )」


玄武

えいにはなにも出来ないだろう。

  ワタシの姿はえいにしか見えないようにしている。

  被害者の誰もえいの犯行とは思っていない 』


衛美

「( ── “ 犯行 ” って言わないで!

   まるで私が犯罪者みたいじゃないのよぉ〜〜 )」


玄武

『 そうか? 』


衛美ママ:美緒

「 ──お母様のお考えは母さんにも分からないわ。

  えいくれ(ぐれ)もお母様には失礼のないようにするのよ。

  勿論、お客様にもね 」


衛美

「 は〜〜〜い。

  余計な事さえ言わなければぐ済むんじゃないの? 」


衛美ママ:美緒

「 そうだといんだけど…… 」


 お母さんと話ながら廊下を歩いていたら、応接間に着いた。


 お母さんが応接間のドアをノックしてから「 お母様、です。えいを連れてました。失礼致します 」って言ってからドアを開ける。


 お母さんが会釈をして応接間に入るから、私も真似して会釈をしてから「 失礼しま~す 」って言って客間に入った。


 ちなみに応接間のドアを閉めたのは私ね。

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