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♥ これは式神  作者: 雪*苺
一日目 / 月曜日 4月22日
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♥ 大学 1 / 昼休み 1 / ランチ中に…


──*──*──*── 大学


──*──*──*── 中庭


 えいは大学生だ。


 ピカピカの大学1年生。


 まだまだピチピチでとおる花の18歳である。




 昼休みはも1人で昼食ランチをしている。


 その日ももと同じように、1人で昼食ランチをしていた。


 だが、その日は違った。


 とある男子学生に声を掛けられたからだ。


男子学生

「 相席してもいい? 」


 ──と聞かれるえいだが……。


衛美

「 席ならほかにもいてますよ 」


 ──と返答し、男子学生の申し出をバッサリと断った。


 けれど、断られたにも関わらず、男子学生はめげずに────


男子学生

で食べたいんだ 」


 ──と言い、男子学生は引き下がらない。


衛美

「 そう……好きにしたら? 」


 ──と言い、えいは男子学生の相席を承諾した。


男子学生

がとう! 」


 えいへ御礼を言った男子学生は、嬉しそうに椅子に座ると、テーブルの上に弁当箱を置き、包みの結びをほどいてに弁当を広げ始める。


衛美

は貴方の指定席だったのね? 」


 ──と向かいに座った男子学生に尋ねる。


男子学生

「 ……いや…そう言うわけじゃないんだけど……。

  今日きょうは久し振りの天気だからね。

  『 で食べたいな〜〜 』って思っていたんだ。

  (なか)(にわ)に向かう途中に友達に呼びめられちゃってね…… 」


 ──と苦笑いしながら向かいに座るえいに話す男子学生。


衛美

「 ああ…それで……。

  私に先を越された──というわけね? 」


男子学生

「 あはは…そうなるかな? 」


 2人にそれ以上の会話はなかった。


 先に昼食ランチを食べ終えたのはえいだ。


 えいはテーブルの上を手早く片付ける。


衛美

「 ──お先に。

  ごゆっくり 」


 そう言いながら立ち上がったえいは、なにかを言いたげな男子学生を無視すると、その場に置いて、さっさと行ってしまった。

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