表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
♥ これは式神  作者: 雪*苺
三日目 / 水曜日 4月24日
17/104

♥ 瀬圉家 3 / in玄武


玄武

『 ワタシにられているえいの方が凄いんだが? 』


衛美

「( そんなの、ちゃんとわかってる。

   げんの方が人間より遥かに凄いんだって事は、誰よりも私が1番、わかってる )」


玄武

『 それならいい。

  えい、他人よりも劣っていると思うな 』


衛美

「( 思ってないよ!

   ……思ってない…………思ってないから……心配しないで… )」


玄武

『 するぞ。

  反対されてもな。

  えいが大切だからだ。

  ワタシの1番だからな 』


衛美

「( …………うん(////)

   ありがと…げん )」


玄武

『( ──ふむ?

   今日きようえいはやけに素直…だな。

   ──りつが傍にるからか?

   …………まあ、いいが。

   えいに悪さをしないだけしとしよう。

   ()()でもあるからな。

   …………りつえいにちょっかいを出した時はどうしてくれようか?

   2度と立てぬように両足の骨を再生が出来ぬ程の粉々に砕いてやろうか?

   それともえいに触れる事が出来ないように、両腕を使い物にならない程に──。

   …………ふふふ。

   考える事は、の時代も楽しいものだな。

   ……しかしな…肝心のえいきらわれては困る。

   前科もある事だしな……。

   なにか正当化が出来るだけの理由(都合のいい言い訳)がありさえすれば──、えいにはきらわれないな!

   よし、探してみるか )』


衛美

「( げんったら、なにをそんなにニコニコしてるの?

   外食がそんなに楽しみ? )」


玄武

く分かったな。

  流石ワタシのえいだ。

  褒めてやろう 』


衛美

「( 嬉しいけど…髪をクシャクシャにしないでよ! )」


玄武

『 え〜〜〜………… 』


衛美

「( 一寸ちょっと…その、ワキワキさせた指で私の髪をさわらないでよ!! )」


玄武

『 いいではないか〜〜 』


衛美

「( めてよ…。

   えいとリッちゃんがるんだからね! )」


玄武

『 風が吹いた事にすればいいのに… 』


衛美

「( 吹いてないでしょ!! )」


玄武

『 ならば、風を吹かそう!

 えいの頭を撫でれるからな 』


衛美

「( めてったら!

   では駄目!

   家に帰ってからにしてよ )」


玄武

『 ……………………え〜〜〜 』


衛美

「( げん…… )」


玄武

『 仕方無い。

  えいに譲ろう。

  その代わり、夕飯のメニューはワタシが決めるぞ? 』


衛美

「( …………分かったわよ )」


玄武

『 交渉成立だな 』


衛美

「( そりゃかったわ…… )」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ