♥ 瀬圉家 2 / 本家 2
衛美
「 リッちゃん! 」
蒔邑利樹
「 ──衛美ちゃん?! 」
衛美
「 えへへ(////)
え〜と……6年振り? 」
蒔邑利樹
「 …………そ、そうだね(////)
また一段と可愛くなったんじゃないか? 」
衛美
「 え?
……そ、そうかな(////)」
蒔邑利樹
「 うん…元から可愛いけど、可愛さに磨きが掛かったみたいに可愛いよ 」
衛美
「 リッちゃん(////)
あ…あのね、私…大学生になったの。
女子大生になれたんだよ! 」
蒔邑利樹
「 本当?!
そうか……もしかして、俺との約束…覚えてくれてたって思っていいのかな? 」
衛美
「 うん(////)
中学時代は強制的に部活動に励まないといけなくて……、部活と勉強の両立でいっぱいいっぱいだったけど、高校時代は3年間は帰宅部になって、大学受験に向けて勉学に励んだの。
……初めの頃はリッちゃんの通ってる大学を目指して勉強してたんだけど……『 自宅から通えない大学は駄目!! 女の子の1人暮しは許しません!! 』って両親に怒られちゃって……。
電車通学になるけど、近い大学に変更する事になったの…… 」
蒔邑利樹
「 そっか…。
そうだな……俺の通ってる大学は県外だからな…。
確かに外国に比べたら日本の治安はいいけど、女の子の1人暮しは俺も賛成は出来ないな。
第一、衛美ちゃんは≪ 瀬圉家 ≫ の大事な跡取り娘だからな 」
衛美
「 分家の──だけどね 」
蒔邑利樹
「 勉強に来たのか? 」
衛美
「 え?
……ううん、衛夛に『 久し振りに寄らないか? 』って言われて。
来ちゃった 」
蒔邑利樹
「 なんだ……。
俺に会う為に来てくれたんじゃないんだな… 」
衛美
「 えっ……。
リッちゃん(////)」
蒔邑利樹
「( ………………相変わらず、衛美にベッタリなんだな。
あの妖怪は……。
俺にも見える事を衛
衛美
「 リッちゃん?
どうしたの?? 」
蒔邑利樹
「 ……いや。
ああ、そうだ…これから夕飯を食べに行くんだ。
衛
夕食に誘おうと声を掛けると、衛
笑顔を向けられた利
蒔邑利樹
「 ……勿論、衛
咄嗟に衛
利
衛美
「 いいな〜!
リッちゃんと夕飯♪♪♪
リッちゃんは夜の勉強にも参会するの? 」
蒔邑利樹
「 そうだよ。
明
泊めてもらう事になってるんだ 」
衛美
「 泊まる──って、本
蒔邑利樹
「 いや、東の別邸にある離れ。
{ 衛
衛美
「{ よ、夜更かし?!
いいな〜…… }」
衛夛
「 衛
何
衛美
「 衛
蒔邑利樹
「 これから夕飯に行くんだ。
衛
外食、好きだろ? 」
衛夛
「 まあ、好きだけど?
何
蒔邑利樹
「 其
来
来
衛夛
「 ………………いいよ。
衛
衛
衛美
「 衛
衛夛
「 どう致しまして。
俺の車で移動しよ。
その方が何
衛美
「 安心だけど…街中に高級車が停まってると落ち着
軽車で行こうよ 」
衛夛
「 軽車ぁ〜??
せめて普通車に…… 」
蒔邑利樹
「 5人乗りの車なら何
どうせ全部、黒塗りだろ。
運転手もSPも付いて来
衛美
「 全部、黒塗り…なの?
黒、好きだね 」
衛夛
「 言っとくけど、オレの趣味じゃないからね!
もう行くの?
行くなら直
蒔邑利樹
「 そうだな。
貴重品は持ってるし、直
衛夛
「 O
──眞
外食する。
凱
正門で待つ。
準備が済次第、直
軽車でな 」
眞迺
「 はい、若 」
短く返事をした眞
衛美
「 眞
陸上選手みたい!! 」
衛夛
「 運動神経は抜群にいいからな〜。
凱
≪ 瀬
衛美
「 そんな凄い人達に毎日守られてる衛
衛夛
「 そうかな(////)
正門に行こうか 」
衛美
「 うん♪
行こ! 」
蒔邑利樹
「( ハハハ──。
衛
変わらないでくれて嬉しい…。
俺を好きでいてくれたあの頃の衛
……気持ちも変わってないと嬉しいんだけどな。
…………付き合えないけど… )」
そう思いながら利
衛