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♥ これは式神  作者: 雪*苺
三日目 / 水曜日 4月24日
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♥ 大学 4 / 昼休み 4 / 食堂で… 2


玄武

えいは元気みたいだな 』


衛美

「( そうね。

   元気過ぎるくらいよね )」


 私の通う大学の食堂で学食員として働いているえいは、私のじっていだ。


 本名は、えい


 私とえいは、二卵性双胎だから、顔は似ていない。


 一卵性双胎でなくてほんかったと思っている。


 私と同じ顔の筋肉男を想像しただけでも、ゾッとするからだ。


 えいは、着痩せするタイプみたいだから、外見だけで判断すると、ヒョロッぽい男に見えるし、弱っちく見える。


 筋肉大好き男でもあるから、全身が無駄なく鍛え上げられていて、贅肉も無駄な脂肪もない。


 “ 細マッチョ ” と言われるたぐいだ。


 身体からだを動かす事と鍛える事と肉体美をこよなく愛するえいは、格闘技も大大大大大好きで、色んな格闘技に挑戦しては様々な技を身に付けている。


 世の中は自分が思っている程、平和でもなく、治安も悪くなってているし、なにかと物騒な世の中になってたから──という理由で始めた護身術のつもりらしい。


 無駄に喧嘩が強いのに、なにが “ 護身術 ” なんだか……。


 ちなみに、私とえいは、姉弟きょうだいだけれど、同居はしていない。


 私はいまだに≪ ≫の実家暮らしだけど……当のえいは、小学校を卒業して中学校入学する春休み期間中に、私達の(じっ)()のお兄さん── 私とえいの伯父さん ──(ちょう)()夫婦の養子になった。


 早い話が≪ ≫の分家の長男として生まれたえいが≪ ≫の本家の跡取りになった──という事。


 実家である分家の≪ ≫を継ぐのは、ちょうの私……。


 なものだから、1人暮しなんて許されない。


 えいも本家の≪ ≫で伯父夫婦と暮らしながら、(だい)(がく)かよってている。


 えいは講義を受けにてるわけじゃないんだけどね。


 えいの場合は、黒塗りの高級車で送り迎えされるから、私のように通学費に悩まされる必要もなかったりする。


 えいが大事な跡取りなのはかるけど本家の対応が半端なく過ぎる!!

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