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♥ これは式神  作者: 雪*苺
十二日目 / 金曜日 5月3日
104/104

♥ 何処か / 心霊スポット / 肩慣らしに丁度いい場所?


──*──*──*── 何処か


 げんの転移陣で移動した場所は、かの森の前??


衛美

「 ………………げんなの??

  どうして目の前に森があるの? 」


玄武

「 ●●県にある有名な心霊スポットらしい。

  1度でも入ると脱出の出来ない場所と言われているらしいな。

  日本で最も有名な自殺の名所らしい 」


衛美

「 “ らしい ” って……。

  なんか…緊張感が薄れる単語ね… 」


玄武

「 人間の噂は当てにならないからな。

  実際に入って確かめてみる必要がある。

  この森が当たりなら、かにじゅがある筈だ 」


衛美

「 当たりなら?

  ハズレだったらどうなるの? 」


玄武

「 噂はパチと言う事になる 」


衛美

「 パチ? 」


玄武

「 ただの森…という事だ。

  自殺の名所にしたのは身勝手な人間だ。

  この森は、身勝手極まりない人間の被害者というわけだ 」


衛美

「 ねぇ、森の中で自殺する人がるって事はよ、もしかしたら……死体や人骨を見掛けたりする…事もあるのかしら?? 」


玄武

「 普通にあるだろうな。

  死体や人骨を見付けた時は通報すればいい。

  帰りを待つ家族がるなら、帰してやれば喜ぶだろう 」


衛美

「『 通報する 』てっ言っても森の中に入ったら電波が届かないんじゃないの? 」


玄武

「 結界の中にればスマホ(スマートフォン)は使える。

  安心しろ。

  ──づるえいの半径3m以内にるようにな 」


厳蒔弓弦

「 分かった。

  げんは青森ヶ原樹海ではないか? 」


玄武

「 そうだ。

  確かそんな名前だった 」


衛美

「 樹海??

  樹海って●●県にある富士の樹海じゃないの? 」


厳蒔弓弦

えい、青森ヶ原樹海は●●県にはない。

  富士山は●●県にあるんだ。

  ●●県は富士山ではなく、お茶の産地だ。

  ──は昔から心霊スポットとして特に有名な場所だ。

  当たりの可能性はある 」


衛美

「 …………ハズレだったらいいのに… 」


玄武

えい、頭の中に声が響いたら教えるようにな。

  周辺を式神達に探させる 」


衛美

「 分かったわ…。

  げん、実体化はかないでね。

  くてもづるさんには抱き付けないんだから! 」


玄武

「 分かっている。

  えいはホラーモノが苦手だからな。

  確りワタシに抱き付いていればいい 」


衛美

「 そうするわ… 」


厳蒔弓弦

「 樹海の中には民宿村があった筈だ。

  寝泊まりするなら立ち寄ってみるのもいだろう 」


衛美

「 えっ……樹海の中に民宿があるんですか?

  行ってみたいです 」


玄武

「 確か、精進湖の観光ように出来た民宿村だったか。

  えいが行きたいなら、あとで寄ってもいい。

  ──肩慣らしに丁度い森だ。

  入るぞ 」


衛美

「 観光用の宿泊村があるなら、ちゃんとした道路があるんじゃないの?

  どうしてわざ(わざ)森の中から入らないといけないのよぉ… 」


厳蒔弓弦

「 監視カメラが付いているからな。

  見付かると不法侵入罪で捕まるレベルだ 」


衛美

「 えっ…不法侵入??

  犯罪??

  確かに見付かったらまずいですよね… 」


 気が重いわぁ…。


 ──この富士樹海の中で、どんな事が私達3人を待ち受けているのか検討も付かない。


 不安しかないけど、げんづるさんがてくれるから、きっと大丈夫よね?


 嗚呼っどうか──、富士樹海の中にじゅがありませんように!!!!


 警察に捕まって連行されませんようにっ!!!!


 私は心の中で懸命に祈る。


 げんの合図でづるさんと私は青森ヶ原樹海の中へ足を踏み入れた。

◎ ここまで読んでくださった読者さん、有り難う御座います。

  これ以上作品を続けるのは個人的に難しいと思い、誠に勝手ながら完結させていただく事にしました。

  ずっと放置しているよりは、取り敢えずキリの良い所で一旦区切りを付けて、完結させた方がいいかな~~~と判断しました。

  続きを投稿するかどうかは未定です。

  出来れば投稿したいですけど、現状では難しいかも知れません。

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