今回の作品は別サイトと重複していない作品になります。
不思議な力を持って生まれた主人公と、主人公をあらゆる危険から守護る存在である〈 守護り手 〉の物語になります。
主人公の持つ不思議な力は、世間一般的には〈 霊感 〉〈 霊能力 〉〈 超能力 〉〈 神通力 〉〈 法力 〉と呼ばれている類いのものだ。
然し、〈 霊感 〉と言っても〈 霊体たい霊れい 〉が見えたりしない。
〈 超ちょう能のう力りょく 〉と言っても、物体を動かしたり、浮かせたり、何なにかを透視したり、遠視したり、心の中を読み取ったり、過去,現在,未来を視たり──等々、様々な事が出来るわけではなかった。
強過ぎる〈 霊れい能のう力りょく 〉は、主人公へあ・ら・ゆ・る・不運を招く “ 危険な能のう力りき ” であった。
何な故ぜ、 “ 危険な能のう力りき ” となってしまったのか────。
今は誰にも分からない。
〈 守ま護もり手て 〉は、主人公がこの世に産まれ出た瞬間に出現した。
〈 守ま護もり手て 〉は、主人公の〈 式しき神がみ 〉として、主人公と共に生きる。
実じつ妹まいの様ように、主人公を溺愛する〈 式しき神がみ 〉の名前は〈 玄げん武ぶ 〉────。
〈 玄げん武ぶ 〉は〈 四し神じん 〉〈 四し獣じゅう 〉〈 四し象しょう 〉と呼ばれる〈 四し聖せい獣じゅう 〉の1体だ。
主人公の〈 霊れい能のう力りょく 〉を〈 霊れい能のう力りき 〉へと変換させ、主人公をあ・ら・ゆ・る・不運,厄災,危険から守ま護もっていた。
寄せ付けない事も出来るが、敢えてそうしないのは〈 玄げん武ぶ 〉なりの並々ならぬ理りわ由ゆうけがあるからであり、決して茶目っ気でしているわけではない。
大事な事なので2度言うが、決して茶目っ気でしているわけではない。
どんな時も “ 同どう行ぎょう二に人にん ” で生きて来きた主人公と〈 玄げん武ぶ 〉に転機が訪れる。
大学生となった主人公の身辺で何なにかが起こり始める。
その現象は何なにを意味しているのか────。
主人公が夢見た憧れの大学生活は、…………どうなる??