AI作家の方が先に進んでいる、疑惑
ある作家様(AI直接使用、と明記されている)の作品を読んでいた。連載のある1話を読んでいて、最後の告知でハッとした。
Amazon KDP(Kindle Direct Publishing)でその作品の「コミカライズ」を公開されている。更に、kindle unlimited 対象作品だから、単品買いされなくても、kindle unlimited会員が読めば分配金が払われる。
仮に、なろうチアーズプログラムがポシャった後もマネタイズできるようになっているのか。
最近のエッセイジャンルには常にAI作家ネタが入っている。なろうチアーズプログラムで幾許かでも稼ごうとする人にとっては、自分より大量に投稿してランキングを占拠するAI作家は目の上のたんこぶ、米びつに手を突っ込む無作法者、不倶戴天の敵、には違いないのだろう。どうにかしてAI作家を排斥したい、という気持ちは分からなくもない。でも、読者にとっては面白ければ読むし⭐︎をつける、つまらなければ読むのをやめるし離脱するだけ。
作家さんはピイピイ鳴いて口の中に餌を放り込まれるのを待つより、より作品を発表し更新し、Amazon KDP で自らマネタイズした方が良いのに、と常々思っていた。
以前から(遅筆の作家さんに比べて)大量の作品を発表する作家さんもいた。「三毛猫ホームズ」シリーズ他、多数の作品群を持つ「赤川次郎」は最盛期には隔週で新作を発表していたと噂されていた(wikipediaには最高年20冊、2019年当時でも年10冊)。これがパソコンワープロを使わず、原稿用紙にサインペン手書きで週10万字(概算)を生産していたというのだから、なかなか続編が出ない○○先生ファンにとっては羨ましい限り(○○の中にはお好きな名前を入れてください)。
複数作家制になったが、「宇宙英雄ペリー・ローダン」作者「K・H・シェール」は1961年から91年に死亡するまでの30年、週1冊書き続けていた(1545話まで)。日本ではドイツ本国版2冊分を1冊としてハヤカワ文庫より月2冊刊行されている(2026年9月16日発行分が769巻、ドイツ本国版だと1537〜1538話相当だから、オリジナル作家の仕事がまだ残っているんだなあ)。
小説家が複数の人が共同で書いている例は少ないようだが(最も著名なのは「エラリー・クイーン」だろうか)、漫画であれば「手塚治虫」の時代から作画アシスタントを入れるのは普通にあり、「さいとう・たかを」が1960年に設立した「さいとう・プロダクション」では原作部門やリサーチャーを置いている(2021年に「さいとう・たかを」が亡くなった後も、「ゴルゴ13」を連載している)。アニメや戦隊モノの原作者・プロデューサーであれば、「矢立肇」「八手三郎」などの共同ペンネームもある。
ここでAI作家が一人で書かないでAIを利用して創作することを排斥するのは意味がないと考える。複数の人が共同で書いている、調べ物を分担しているのと同じ。その一部(または全部)がAIになっただけ。原稿用紙がワープロに、パソコンに、AIになっただけ。大事なのは、
「おもしろい」かどうか。
ちなみに私は、件の作品のブックマークを外しました。あきちゃった。
広告ブロックもしているから、なろうチアーズプログラムにも寄与していないのよね。 by 不良読者
ここで読んでいて、出版された作品は、時々買っています。紙の書籍だけでなく電子書籍も買うけど、できるだけ Amazon Kindle で持ちたい。




