ようこそ、喫茶クロノ・ロードへ
喫茶クロノ・ロード
本日のメニュー
いらっしゃいませ、喫茶クロノ・ロードへ。
当店では、
「あなたの今日の二十四時間を、すこしだけ飲みやすくすること」
をコンセプトに、花をモチーフにした飲みものをお出ししております。
劇的な奇跡は起こりませんが、
もう少しだけ、自分の時間が好きになれるかもしれません。
なお、このメニューはそのまま――
当店で起こる物語の「目次」にもなっております。
◆ 本日のメニュー
第1話 向日葵ラテ ――通勤路の十五分をあたためる――
スマホばかり見てしまうあなたに。
飲んだあとの十五分だけ、「今ここ」に視線が戻りやすくなります。
第2話 アネモネブレンド ――くたびれた一日のすみに、小さな楽しみを――
仕事と家の往復に疲れたあなたに。
「帰りに楽しみにできること」をひとつ見つけやすくなります。
第3話 藤ソーダ ――待ち時間を、自分の時間に変える――
待つのが苦手なあなたに。
電車や待ち合わせの時間が、ちょっとした読書や空想の時間になります。
第4話 彼岸花ティー ――いらない予定をひとつ、手放す勇気を――
予定でスケジュールがびっしりなあなたに。
ほんの少し、「やめてもいいこと」が見えやすくなります。
第5話 月下美人フロート ――一夜だけの、そっと背中を押す一口――
告白、投稿、応募ボタン……あと一歩が踏み出せないあなたに。
その夜だけ、ひそかに勇気が出るかもしれません。翌朝は、少しだけ眠いかもしれません。
第6話 蓮モーニング ――やり直したい朝の五分に――
何度も早起きに挫折したあなたに。
明日の朝の五分だけ、すこし起き上がりやすくなるかもしれません。
第7話 カスミソウパフェ ――「ありがとう」の数を数えたくなったら――
自分なんて役に立っていない、と思っているあなたに。
今日一日の「ありがとう」が、少しだけ見つけやすくなります。
第8話 スミレティー ――一言だけ、ちゃんと伝えたい日に――
言いたいことを飲み込んでしまいがちなあなたに。
たった一言だけ、自分から伝える勇気が湧くかもしれません。
第9話 ガーベラソーダ ――はじめての五分を始めるために――
「いつかやりたいこと」がたくさんあるあなたに。
今日のうちに五分だけ、何かを始めてみたくなります。
第10話 アジサイクリームソーダ ――どっちを選んでもいい日のために――
進路や選択で迷っているあなたに。
「どちらの道でも、今日をちゃんと過ごせるなら大丈夫かも」と思えるかもしれません。
◆ 本日のスタッフ
本日も、あなたの二十四時間が
すこしだけ飲みやすくなりますように。
店主 黒百合
花言葉:秘めた恋/威厳
時間の線を、そっと引いてくれる人。
迷った時は、まずはこちらへどうぞ。
チーフバリスタ アネモネ
花言葉:期待
今日のなかに「ちいさな楽しみ」をひとつ仕込むブレンド担当です。
ホール 向日葵
花言葉:あなただけを見つめる
スマホから顔を上げたくなる一杯と、明るい笑顔をお持ちします。
ドリンク担当 藤
花言葉:優しさ
電車や待ち合わせの「待つ時間」を、あなたの時間に変えるソーダ係。
整理担当 彼岸花
花言葉:独立/あきらめ
いらない予定をひとつ手放したい時、お声がけください。
モーニング担当 蓮
花言葉:目覚め
やり直したい朝の五分を、やさしく起こしに行きます。
夜番 月下美人
花言葉:一夜限りの美
あと一歩が踏み出せない夜だけ、ひっそりお店に現れます。
スイーツ担当 カスミソウ
花言葉:感謝
パフェとケーキに、小さな「今日のいいこと」をそっと飾ります。
お一人様席担当 スミレ
花言葉:誠実
隅の席と、言えなかった一言のためのティーをお持ちします。
新メニュー担当 ガーベラ
花言葉:希望/チャレンジ
「五分だけやってみたいこと」がある日は、派手なPOPを目印にどうぞ。
窓際担当 アジサイ
花言葉:和気あいあい
どちらの道を選ぶか迷う日に。空模様と一緒に、お話し相手になります。
ご注文がお決まりになりましたら――
カウンターのベルを一度、やさしく鳴らしてください。




