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闇狩猟の虫  作者: 武雷震
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ミッション-4

◯◯派遣会社


「え?なんだって」と川本は少し驚いた。


「あなたと情報屋がモーレス信号で連絡を取り合ってるのをこっちで聞いていたのよ」と真辺中佐は言う。


「なるほど、情報屋と俺がモーレス信号で話をしていたのは証拠がないからなかった事になるけどな」と川本はしらを切り始めた。


「あなた、Aとコンタクトとってるでしょ?その人私も知っているの」と真辺中佐は言う。


「Aの知り合いか、こりゃまいったね」とため息をつく川本。


「Aの依頼で私に協力してくれたのよね。影ながら」

と真辺中佐は言う。


「まあそんなところだ、やれやれ、それで俺に何か用でもあるのか?」と川本は言う。


「あなたヤン・ファンロンとイタチを殺したでしょう?結構ヤバい事になってるわよ。大丈夫?」と真辺中佐は言う。


「それの事か、俺もちょっと仕事がなくてやむなくした事なんだけどな。まさかアジアンマフィアがからんでいるとは思いもよらなかったよ」と川本は言う。


「それであなたに引き受けてほしい仕事があるのよ」と真辺中佐は言う。


「赤い星のメンバーでコードネームトカゲの事をスパイしてほしいのよ」と真辺中佐は言う


「なぜ?どうして?」と川本は言う。


「ミグロスエネルギーっていう新しいエネルギーでそのエネルギーを使って爆弾を作る設計図が盗まれたのよ。設計図とサンプルのエネルギーとデータの入ったICチップを取ってきて欲しいのよ」と真辺中佐は言う。


「そんなの自分ですればいいんじゃないの?」と川本は言う。


「今回はそういうわけにはいかなくなってるのよ。あなた、誰にも顔を見られてないでしょ。あと正体不明にもなっているからなのよ」と真辺中佐は言う。


「俺は今、狩人の虫のカブトというコードネームで活動している。みんなに迷惑はかけられない」と川本は言う。


「リーダーのアリジゴク、阿部さんとはもう了解をとってあるわよ」と真辺中佐は言う。


「は?なんで?知ってるんだ?」と川本は驚いている。


「私達は秘密結社なのよ」と真辺中佐は言う。


「ふーん」と川本は納得いかないけど返事をしていた。

「アジアンマフィアにあなたの情報を流さないかわりにミグロスエネルギーの事をお願い」と真辺中佐は言う。


「わかった何とかしてみるよ」と川本は言う。


「良かった。早速なんだけど行ってもらいたい所があるのよ」と真辺中佐は言う。


「KOK工場?」と川本は言う。


「そう、そこにトカゲはいるから。名前はリュウ・フィン・カイコウと名のっているわ」と書類を川本に渡す。


「俺はどうやってあんたらに連絡すればいいのかな?」と川本は言う。


「今さらだけど私真辺真理亜っていうの。一応中佐よ」と真辺中佐は言う。


「俺は川本敏也だよ」と川本は言う。


「それから、この時計でモーレス信号打ってね。その時計、モーレス信号打てるから。それと私モーレス信号わかるわよ」と真辺中佐は言う。


「ふーん、この時計でモーレスね」と川本は言う。


川本は時計の使い方を教えてもらいため息をついていた。


「まだ他に何かあるのか?」と川本は言う。


「変装できる?」と真辺中佐は言う。


「まあ簡単な変装くらいはな」と川本は言う。


「変装のやり方はのちほど教えるわ」と真辺中佐は言う。


「◯◯派遣会社からKOK工場に行くでいいんだよね」

と川本は言う。


「ええ、そうよ」と真辺中佐は言う。


「じゃあ一応◯◯派遣会社に入社した事になるのかな?」と川本は言う。


「そうね、派遣会社の書類はまたあとから渡すわよ」と真辺中佐は言う。


「わかりました。いつからKOK工場に行けばいいのかな?」と川本は言う。


「来週の水曜日よ、いい?」と真辺中佐は言う。


「◯◯派遣会社の件は電話で」と川本は言う。


履歴書を真辺中佐に、渡した。


それから大手の会社ビルをあとにして不思議な感じであったと思っている川本であった。




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