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魂の干渉
触れないで 傷つけないで
私のことは置いてって
凸凹の地面の上に積み重なる日々が
ひどく不安定で崩れそうで
いつか つけられた傷も
つけてしまった傷も
涙も笑顔も
どれも抱えるには重すぎて
不安定な心の奥を
不躾に揺らす不成者
健気に積み重ねてきた毎日が
崩れ落ちたら最後
全てがどうでもよくなってしまう
大切に抱えてきたものを
一瞬で無に返されたことの絶望
触れないで 傷つけないで
私のことは置いてって
魂と魂の接触
もとい干渉
もたらされるのは傷か否か
触れないで 傷つけないで
私のことは置いてって
泣き喚く魂を
嘲笑う魂があるのなら
泣き喚く魂に
手を差し伸べる魂だってあるのだと
まだ信じていたい
魂と魂があるのなら
そこから幸せが生まれることもあるのだと
悲しみだけではないのだと信じている