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魂の慣性
変わることを恐れた
不変を求めた
何も変わらず生きれればいい
このままがいいわけじゃないけど
このままでいいのです
ぼんやりと
流されて生きていたい
そのまま
埋もれて生きてしまいたい
傷つきたくないから
触れないで
世界は
変わらないで
廻らないで
私を置いてってしまわないで
このままで大丈夫
変わることを恐れた
毎日のルーンティーンに縛られたかった
羽根を折ってくれよと願う天使
変化に傷つけられ
時の荒波に呑まれてしまうのなら
「どうぞ、私の羽根を折ってください」
そうやって泣きながら
必死に訴えるのです