神と罪のカルマ ネクストストーリー【1-2】
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「あー着いた着けた着けるんだ―!!」
とある街の入り口にて一人の青年が叫んだ。
感極まっての叫びであろう。周りの人々が不思議そうに見てくるが所詮は都会なので「そういう人間もいる」ということで、ものの数秒で視線は別の方向に向けられる。
大勢の人間が生きる空間だからこそ人間は簡単に無関心になれるのだろうか。
「いやマジやべーよ!! いくら若いからって人間の足には限度があるだろうが!! ケチんねーで交通費ぐらい出せってーの!! 鬼だとわかっていたがここまで鬼だったとは!!」
背負っていた荷物をアスファルトに叩きつけて鬱憤を晴らし、そのままその場にしゃがみこむ。所謂ヤンキー座りだ。丸まった背から青年の疲れがよくわかる。
「はー……でも、ここからが本番だ。ここがアイツの最後の任務地だったんだ。何かヒントがあるはずだ……」
疲れた頭を抱える両腕の隙間から目が――疲れが浮かばない鋭き眼光が街を睨みつける。
「絶対に見つけてやる……『ヒトキ』!!」
神と罪のカルマ ネクストストーリー【1-2】 終
神と罪のカルマ 敗者復活戦 before 続
そして、第二巻に続きます。




