神と罪のカルマ オープニングsixth【01】
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「『君』は、『神』が『罪』を犯すと思うか?」
幼い頃の『彼』は尋ねられた。
「まぁ。何処かの宗教や神話を詳しく調べれば答えはあるかもしれなんがな」
「……」
「あぁ。『君』は私と話してはいけないんじゃったな」
「……」
「なら、これは独り言」
「……」
「大抵の人間は神を万能の者と考えておる」
「……」
「神は全ての願いを叶え、どんな闇にも染まらない」
「……」
「『神は罪を許す存在』」
「……」
「『神が罪を犯すわけがない』」
「……」
「『罰は与えようとも間違えを起こさない』」
「……」
「『神は絶対的存在』」
「……」
「神は汚れが無く、純白で美しく、気高き存在であると」
「……」
「だが……」
「……」
「本当にそうなのだろうか?」
「……」
「全てのことに、『罪』にならないものはあるのか?」
「……」
「そんな疑問を繰り返し、繰り返し考え……」
「……」
「私たちは誕生した」
「……」
「いま、この日本には」
「……」
「『神』が数多にいる」
「……」
「政治や企業などの上に、な」
「……」
「されど、『神』と言っても本当の『神』ではない。」
「……」
「不老不死でも願いを叶える力もない」
「……」
「天才に近い才能を持って生まれてくるためか」
「……」
「そう呼ばれるようになった」
「……」
「『普通の人間』じゃ……」
「……」
「それを、『人間』は『神』と称え」
「……」
「『私たち』はそんな『神』の……」
「……」
「『闇』を背負う者」
「……」
「『神』の影となり、汚れを、『負』を背負う者なり……」
「……」
「『神の罪を我は背負い続ける者なり』」
「……」
「『罪』と『我』」
「……」
「『罪我』―――」
「……」
「『財峨』―――」
「……」
「なぁ……」
「……」
「『君』はどう思う?」
「……」
「『少年』……」
「……」
「いや……」
「『仁樹』よ―――……」




