表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神と罪のカルマ  作者: 乃蒼・アローヤンノロジー
31/63

神と罪のカルマ オープニングfifth【01】


 『人形』はただ真似をしていた。

 それは〝人間の真似〟。

 見えない紐で吊るされ、道化とも言えない姿で。

 『操り人形(マリオネット)』として―――


 『人形』は自分の意志では動けない。『人』が動かさなければ動かない。

 『人』は動かしたいときに『人形』を動かす。

 『人形』で遊びたいときに。『人形』の置き場所を変えたいときに。『人形』を誰かに見せたいときに。

 『人形』が動くためには『人』が必要。

 『人』が『人形』に興味と関心を示さなければ動くことが出来ない。


「やめてくれぇぇえええええええええ!!」


 『人』によって動かされた『人形』が、その場に立たされていた。

 『人』の声が『人形』の耳へと伝わる。だが、伝わるだけ。


 『人』の叫び声。

 『人』が聞けば、伝われば、どんな意味を表すか。

 『人』ならすぐに誰でも、当たり前のようにわかるものだった。


 『()()()()()()()、『()()()()()()()()()――


 『人形』は『絶望』を知らない。

 ()()()()()()()()()()

 ただ、『人』が望むままに動くのみ―――。


()()()……!」


 『人』が目の前に広がる『絶望』に語り掛ける。


「順一……! 吉平、大和……! 昇……!」


 紡がれる言葉のすべては、『人』の名前。


 ()()()()()()()()()――


「なんで、なんでだよ……!!」


 赤い、紅い、朱い――――

 『血』で染まる―――


「俺たちが何したってんだよ!!」

「……」

()()()()()()()()!!」


 『人』が『人形』に怒りをぶつける。

 『人形』は何も言わない。


 『人形』は真っ直ぐと『人』に向かって動いていく。

 『人形』の反応に『人』は後ずさる。


 そして、『人形』はその手に握られた『もの』を持ち上げる。

 何処にでもあるような。『人』が必要なときに使うような『もの』を。


 そして――……





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ