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第24羽   鳥、は超懸念事項だった



「座ってくれ」


 俺はその言葉に従って、ゴッツイ手で示された先にあるソファーへと体を沈み込ませる。諸々の荷物が入っている白い袋は、取り敢えず膝の上に置いておく。

 俺が座ったのを確認すると、そのゴツイ手の持ち主も俺の正面のソファーへと腰を下ろした。一つのテーブルを挟んで向かい合っている形になる。


 ここはギルドの三階にあるギルマスの執務室だ。

 本日二度目となる浄化依頼を済ませた俺は、受付で報酬を貰ってからこの部屋へと案内されて来たのだ。俺を招待した相手はもちろん、この目の前に座っている禿頭オヤジ。そう、この部屋の主であるギッサンである。

 現在この部屋には俺とギッサンの二人だけなので、頭を隠す必要は無いな。

 そう判断してフードを外した俺は、ゆっくりと部屋を見回しながら感想を口にする。


「ここがギッ、ルドマスターの部屋ですか。その割には何と言うか……質素って感じですね」


 入り口正面の、つまり部屋の奥の壁に一つだけ設置されている窓は彩光の用途としては十分な大きさではあるんだが、如何せん外が暗いので空気の入れ替えぐらいでしか役割を果たせないだろう。左右の壁には書棚っぽい物が配置されており、様々な資料が収納されている。

 フローリングの床に毛足の短めな絨毯が敷かれており、その上にはこの四角形の木製テーブルが一つと、その三方――左右と入り口側――を囲む形で配置されたソファーが三つ。その入り口側を除いた二つに俺達が座っている。


「ゴテゴテしたのは趣味じゃないんでな。だから何も面白い物は無いぞ」


 んー、確かにそうだな。別に豪華な調度品とかがある訳じゃない。

 唯一目に留まるのは、このテーブルと窓の間にドンと鎮座している黒木の執務机くらいだ。天井に存在する照明道具からの白い光を受けて鈍く輝き、如何にも偉い人専用って印象を受ける。

 そういえば、カルナス支部のギルドマスターである婆さんの部屋にも同じ様な黒木の机があったっけ。ギルマス専用って感じなのかね。

 などと考えながら部屋を一通り観察し終えたので、俺はこちらから本題を切り出す事にする。


「それで、話とは何ですか?」


 保管庫で本日二度目の浄化依頼を完了させた俺に対して、皆が呆れたような、信じられないといった視線を浴びせる事しばらく。我に返ったギッサンが「少し話があるんだが……良いか?」と尋ねてきたのだ。浄化を始める前にもそんな事を言っていたので、結構大事な話なのだろうと察した俺はそれを承諾。ただ、保管庫で話す内容ではないらしく、ここへと場を移した訳である。


「ああ、それなんだがな……。その前にまずはその袋を見せて貰っても良いか?」


 ギッサンの視線は俺の膝上に置いてある袋へと突き刺さっている。

 そうくると思ってたよ。保管庫でこれの事を尋ねようとしてたしな。その瞬間に職員さん達に押し退けられてたけど。

 どうやらこの袋の事が気になって話に集中できないようだ。先に片付けておきたいんだろう。

 別に見られても問題は無いので、俺はどうぞと言いながら袋をテーブルの上にポスンと置く。

 ギッサンはそれを手に取ってじっくりと観察したんだが、思っていた結果では無かったのか、眉をひそめながら袋を返却してきた。


「…………ただの袋だな。てっきり魔道具の《袋》かと思ったんだが……」


 ……ふふふ、当たってますよ。

 それは《袋》の機能を持つ袋です。つまり《袋》です。――調子に乗りまくった結果の偶然の産物ですけどね!

 しかし魔力反応を抑えているにも関わらず、一目見ただけで《袋》かもと当たりを付けるとは、さすがだな。腐ってもギルドマスターということか。……いや、別に腐ってないな。表面が滑らかなだけだ。この袋みたいに。


「ハハハ、そんな訳がありませんよ。これは雑貨店で購入した普通の袋ですから」

「……なぜ俺の頭を見ながら言う」

「そんな細かい事気にしてるとハ――……これで袋については終わりですね。話とは何ですか?」

「そう急がなくてもいい。最後まで言い切ってみろ」

「ッピーになりますよ」

「ハッピーなのはてめえの脳内だ」

「恐縮です」

「…………」


 どうやらギッサンは頭痛を持病として抱えているようだな。


「ジネットを相手にしている時と同じ疲労を感じる……」

「失礼ですよ、俺に対して」

「…………さてと」


 ……おや、もう反応しない事に決めたようだ。

 というか、本題に入るみたいだな。

 ギッサンが表情を引き締めたので、俺もおふざけはここまでにする。


「……今朝、ここの領主から書状が届いてな。そこに書かれていた内容を簡単に纏めると、『関与はしないから、クウヤ殿に余計な事はさせるな。でなければクウヤ殿を町から追い出す』との事だ。実際の文言は穏やかで当たり障りの無いものだったがな」


 ……は? 俺に余計な事はさせるな? 町から負い出す?

 書状が届いたのは今朝って言ったな。って事は……あの執事っぽいオッサンか?


「……その書状を受け取ったのはジネットさんですか?」

「ああ、そうだ」


 ……やはりな。

 目を付けられないようにフードを被ったが、もう既に遅かったのか。まぁ、昨日はシーツ一枚の姿で目立ちまくっていたからな、仕方ない。あれだけやって支配者階級の人物に話が行かない訳が無いしな。

 しかし……分からん。


「なぜギルドに書状が? それに、余計な事をするなとは?」


 そんな事は俺に直接言えばいいはずだ。なのに、ギルドの受付に書状を渡すという面倒な事をしている。しかもそれはギルドマスター宛てだったらしいし。


「……なぜギルドに書状が、という事だが、それはクウヤ殿がギルドに登録しているからだ。つまり、クウヤ殿はここのギルドの一員となる為、そこの責任者である俺に言葉を飛ばしたという訳だな」


 ふむ、ギッサンが俺の保護者、というか保証人のような立ち位置になっているのか。まぁ、俺はギルドカードを身分証としてるんだから不思議でもないわな。


「それでだ、余計な事をするなとの文言だが…………。今日の朝にベルライトからの応援が到着したんだが、その連中には会ったか?」


 ん? 急に話が変わったな。あの気分の悪い連中が関係してるのか?


「……ええ。朝にギッサンと別れた後のロビーで」

「そうか。ならあいつらの言動も目にしただろう。でな……そいつらが早速騒動を起こしているんだよ」


 ……まぁそうだろうな。あの短い時間でギルド内の人達を敵に回すような連中だ。他で騒動を起こしても何の不思議もない。


「それで、奴等が騒動を起こした事がどう関係しているんですか?」

「今この町は鉱山での魔物の大量発生により危機に陥っていると言っていい。そうなると当然、ギルドだけでなく領主もそれの対応に日々追われている。そんな忙しい時に奴等が要らんいざこざを起こしやがってな。しかも領主に判断を仰がなければいけないようなものをだ」


 あー、なるほどな。要するに、


「要らん仕事を増やして手間掛けさせやがって~、って感じで激怒しているという訳ですか。領主さんが」

「ああ、そういう事だ。だからこれ以上面倒事を起こされては堪ったもんじゃないと思ったんだろう。もう一つの超懸念事項、つまり、クウヤ殿については俺に丸投げしてきたんだよ」


 ……俺ってば“超”懸念事項なの? いやまぁ、昨日の俺は確かに超危ない奴でしたけども。……しょうがないか。

 つまりだ、『関与はしないから余計な事をさせるな』ってのは、俺が何かやらかしても町としては責任を取らないからギルドで何とかしろ。それができないなら俺を町から追い出す、って意味かね。


「だからギルドで処理し切れない、つまり、町側が対処しなければならない揉め事なんかを引き起こせば、このボハテルカから強制退去させられると思っておいてくれ。といっても、余程の事でなければ俺が守ってやれるからそう心配はしないでいい。これでもギルドマスターなんでな。もっとも、ギルドマスターでなかったとしても恩があるクウヤ殿を見捨てたりはしないが」


 ……うん、どの程度の事をやらかせば町側が対処しなければならないラインに引っ掛かるのか分からんけど……まぁ大丈夫でしょう。針とか布とかを魔改造してしまったり、高価なはずの《袋》を自作したりしてるけど大丈夫でしょう。ギッサンが守ってくれるって言ってるし大丈夫でしょう。…………要はバレなきゃいいんだよバレなきゃ。

 ――という俺の心の穢れを察知したのか、ギッサンが訝し気な眼差しを俺……というよりも、俺の膝上に置いてある袋に向けて来た。


「……クウヤ殿。既に何かやらかしていたりはしないよな」


 こんな時こそお前の出番だぞ、ジークの胡散臭い微笑みよ。


「ハハハ、別に何もやらかしてないですよ。朝も言いましたが、俺は基本的に人畜無害なんで安心してください」

「…………」


 やっべ、全然安心してねえ。めちゃくちゃ疑われてるよこれ。何とか話題を逸らさなければ。

 ……よし、気になっていた事を訊いてみよう。


「……にしてもですね、何であんなクソみたいな性格をした連中に応援を要請したんですか?」


 ……ち、ちょっと強引過ぎたかな……?


「……本部が要請を握り潰したんだよ」


 よし! 話題が変わった!

 ……と喜べる雰囲気じゃないな。……ギッサンの表情が憎々し気に歪んでいる。それに、腕の血管と筋肉のすじがクッキリと浮き出るほどに拳を握り込んでおり、激怒しているのは明らかだ。


「どういう事か訊いても?」

「……ああ。実はな――――」


 そうしてギッサンが今回の事について説明してくれた。


 ギッサンはちゃんと知り合いのパーティを指名して応援を要請していたらしい。その人達の能力なら鉱山での異変を解決するのに最適だと判断したからだそうだ。で、そのパーティはベルライトで活動しているらしく、当然応援要請はギルドを経由する事になる。そして、ベルライトにはギルドの本部がある訳で、つまりはそこでギッサンの要請が握り潰されたようだ。なぜそれが分かったかというと、奴等が持ってきた本部からのメッセージに『君が指名した者達よりもこの四人こそが最適だ』的なことがダラダラと書かれていたからだと。

 そして何より厄介なのが、奴等が“国章付き”であることらしい。あのマントに刺繍されていたベルライトの紋章の事だ。

 まぁ当然なんだが、国章を身に着けるにはその国の了承が必要不可欠である。といっても、解放者はギルドに所属しているのであって、国に所属しているのではない。だから普通は国章を身に着けたりはしないそうなんだが、しかし連中は全員が白いマントにベルライトの国章を刺繍していた。それはつまり、奴等はベルライト聖王国のお気に入りだと示している事になる。要するに、奴等のバックにはギルド本部だけでなく、一国が付いているという事を示しているんだと。

 どうりで奴等に対して皆が手を出さなかった訳だ。個人で一国に喧嘩は売れないよな。連中もそれが分かっていたからこそ、たった四人であの態度だったんだろう。


「なるほど。しかし……現場の声を無視ですか。もしかして、本部には一部に無能な方が?」

「……一部どころか半数以上だ」


 おいおいマジかよ……ってうわっ、ギッサンマジ切れしてんじゃねえか。頭の血管が物理的に切れそうになってるぞ……。

 そういえば、カルナスの婆さんも本部には良い感情を持ってないって感じだったっけ。逆らえないとか言いつつ、結局はザジムさんの味方してくれてたしな。

 にしても、


「本部はいつもこんなゴリ推しを?」

「いや、今までは全くと言っていいほど無かった。本部連中は呪雲の下には移動したがらないし、そもそも、国を跨いで応援を要請する事自体が稀なんでな」


 なるほど、呪雲の下に移動する事を毛嫌いしているのか。……あの連中は正にそんな感じだったな。

 でも、じゃあ何で今回は嫌々ながらも出張って来たんだ?

 という疑問が心に浮かんだが、それを尋ねる前にギッサンが答え始めてくれた。


「だがな、一年前から状況が変わったんだ」


 一年前っていうと……まさか…………。


「今までは自分達の国だけが青空を仰ぐ事を許されていた。自分達の国だけが陽光の恩恵を授かっていた。その“自分達だけ”という部分に大層な優越感と誇りを持っているのがベルライトの連中だ。その中でも解放者ギルドの本部がある聖都の住民は殊更にプライドが高い。そして、そんな連中であるが故に他国からは嫌悪されていた。が、呪雲に覆われていない土地を保有している事も確かであった為、一目置かれていたのも事実」


 優越感か……厄介なんだよなそれ。失った時が特に。そして一年前っていうと……。


「だが一年前、アガタ王国が青空を獲得した。それも、神鳥様が守護者を葬り去って、というドデカい爆弾と共にだ」


 あー……やっぱり俺か。


「晴れた土地を所有しているが、傲慢と怠惰に浸り、他を見下した態度により嫌悪されていた国。それに対し、神鳥様が降臨して守護者を滅した事で呪雲を晴らす事ができた国。……どちらにヒトと心が集まるかは、もはや言うまでもない。そして、そんな状況に変化した事で、今まで他を見下し続けていた国がどうなるかもまた……」


 ……優越感を剥がされた国は、その原因を恨むんだろう。

 アガタ王国からすれば逆恨みにもならない完全なとばっちりだけどな。……呆れてしまうね。

 そう思っているのはギッサンも同じなようだ。やれやれといった感じで剥き出しの両肩を竦め、続けた。


「要するに、難度の高い依頼を自国の者に解決させる事で、アガタに奪われた……と思い込んでいる名声を取り戻すと共に、これ以上アガタに手柄を渡すまいとしているんだよ、聖王国と本部の連中はな」


 ……ん? 名声を取り戻すって行動は分からないでもないが、アガタに手柄を渡さないとはどういう意味だ?


「ギッ、ルさんが元々要請していたパーティもベルライトで活動しているんですよね? なら別にあの胸糞悪い連中を推してくる意味がないのでは? どちらが依頼を達成してもベルライトの者がやり遂げた、とか言えると思うんですが」


 むしろパーティを二つ送り込んできても良さそうなもんだけど……。“国章付き”だからか?


「俺が指名したパーティはベルライトの出身じゃなくてアガタ出身でな、今回の連中みたいな精神は持っていないんだ。そのこともあって俺は指名したんだが……だからこそ本部は認めなかったんだろうよ」


 吐き捨てるようにそう言ったあと、腕を組みながらゴツいブーツのつま先を上下させて絨毯を何度も叩いている。

 んー……苛々してるな。この話題はそろそろ終了させた方がいいかもね。

 しかしなるほど。アガタの出身者に依頼を達成されたあとで祖国にでも帰られてしまえば、自分達の国の手柄だと言い張れないと考えたのか。


「依頼を失敗すれば逆効果になるにも関わらず連中を送り込んできたという事は、本部はあの連中で大丈夫だと判断したって事ですよね? ギッ、ルドマスターから見てあいつらはどうですか?」


 奴等に対する俺の評価は“普通”でしたが。


「一応だが、求めていた最低限以上の能力を持ってはいる。大量発生している魔物に対して有利に動けるだろうとは思う。……俺が要請したパーティには及ばないがな」


 へえ、あれでそうなのか。そうなると、その知り合いのパーティってのはランクⅥ以上の実力はあるんだろうな。


「っと、すまんな。愚痴っぽくなっちまった」


 自分が苛々していた事に気付いたのだろう、ギッサンが軽く頭を下げて俺の目にフラッシュを浴びせるという斬新な謝罪をしてきた。照明の光がどう反射するか、入射角と反射角が完璧に計算されている。

 その技巧の余りの素晴らしさに俺は思わず目を細めてしまい、賛辞を贈らずにはいられない。


「お見事」

「……急にどうした」

「コチラのセリフです。急にやらないでください。ハゲしく眩しい」

「よし、馬鹿にされている事だけは分かった」


 ……ふぅ、空気が元に戻ったぞ。軽くとはいえ、年上の人に頭を下げられるのは正直慣れないんだよね。

 などと思っていると、俺を睨んでいた視線を外したギッサンが何やらブツブツ言い始めた。


「ったく、こいつは隙あらばふざけやがって。…………ふむ、似た者同士、ジネットと結婚してみたら案外上手くいくかも知れんな。クウヤ殿は20歳、年齢的にもちょうど良い」


 そこまで呟いたところでギッサンが俺へと視線を戻し、


「似た者夫婦ということで、ジネットはどうだクウヤ殿? 俺から見てもあいつは中々に器量良しだと思うが」


 などと意味の分からん事を宣った。

 

「急にそんな真面目な顔をしてどうしたんですかハゲ? 脳みそまでハゲたんですか? わきまえて下さい、ハゲるにも限度がありますよ。それと、見えない部分をハゲさせるのは反則です。ただハゲれば良いってもんじゃないんですよハゲは。ハゲのルールを守るべきだと進言しておきますねこのハゲ」

「…………ほう」


 ……む、怒涛のハゲ祭りで激オコぷんぷんハゲになるはずだったのだが……どういう事だ。なぜニヤける。

 予想外のギッサンの反応に俺が眉を寄せて困惑していると、そのニヤけ面のギッサンが言った。


「照れを隠すときの言葉のチョイスもそっくりだな、ジネットと」

「なあッ!?」


 その衝撃の指摘を受けた事で驚いた俺は、思わず両目を限界まで開いてしまう。だが、


「――ハッ、しまった!」


 すぐにそれが間違いだったと気付いた。

 なぜならば、ギッサンがさらにニヤついているからである。そう、今の俺の反応は正に――


「驚き方もそっくり、と。そしてこの反応……。うむ、あいつにも遂に婚期がやって来たか」


 な、何を頷いてるんだこのハゲ! ……おい止めろッ、そんな見守るような目で俺を見るんじゃないっ。

 ……くそっ、ギッサンに弄ばれるとは……なんという屈辱だっ。


「くっ……殺せ!」

「済まない。頼むからその顔でその反応は止めてくれ。なぜか分からんが、この状況だと俺が鬼畜扱いされてしまう気がするんだ」


 ……うん、俺も言ってから気付いた。この状況だと俺の方がヤバいと。

 それにしても…………自分でも驚きだよ、この反応は。

 ふむ……顔が熱いな。ちょっと手で扇いで落ち着こう。【烈風】は……発動させるとこの部屋がやばいから止めとこ。


「……ほうほう」


 ……ん? 何をまたニヤニヤして……――っ!? しまったっ! この仕草も――


「そっくり、と」


 ぐああああああああああああ~~~~~~!!






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