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リアル☆プレティーン  作者: 中村もへじ
リアル☆小学生
9/114

一姫、人間関係の勉強中

今年の春。

一姫、クラス替えしたばかりの頃のお話。



一姫がお休みしているの間に、“一緒にリコーダー(音楽)を組もうね”と言っていた子AちゃんがBちゃん&Cちゃん&Dちゃんと組んでしまった。

当然、一姫は面白くない。すると、Bちゃんが言い訳してきた。

『CちゃんとDちゃんが、一姫の事“ウザい”って言うから仕方がなかったの』


一姫怒る。



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一姫は図書委員長。先日、五年生が“調理自習で来られないかもしれない”というので代わりに図書室に向かった。

すると、一姫のクラスの図書委員が『私も一緒に行く!』と、言ってくっついてきた。

図書室に行くと来られない筈の五年生が来ていた。

来れたなら良かったと、一緒に図書貸出作業をしていたら、いつの間にか5年生いなくなった。

『あれ、五年生は?』と、一姫が言うと、くっついてきた図書委員が『私達がやるからいいよって帰らせたよ』『えっ~?戸締りの仕方教えようと思ったのに!』

そして貸出作業がピークを迎える頃になると、くっついてきた図書委員は自分の読みたい本を選んで読書に夢中。一姫は一人で図書委員のお仕事してあたふた。最後くっついてきた図書委員はチャイムがなると戸締りもせずに走って帰っていったしまったとか。


一姫怒る。



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家庭科の時間。

担任の先生が『先生は間に合わないので、家庭科の準備を机の上に出して本を読んで待っていて下さい』と、一姫に伝言。

一姫は教室に帰って皆にそのまま伝える。

すると、やっかいな女の子三人組が大騒ぎ。『家庭科の授業なんだから家庭科の教科書を読まなくはいけない!』と。

そこで一姫は『先生は家庭科の教科書を読んで待っていろとは言ってないよ。何を読んでもいいんじゃないの?』と、説明しても、聞く耳持たずに大騒ぎ。

あんまりうるさいので一姫が折れた。

机に教科書を立てて広げて読み始めた。

がしかし。その内側に図書室から借りてきてた本を立てて読んでいた。

すると、周りの子達が揃って一姫に習い、教科書の内側に本を立てて読み出した。

一瞬、教室は落ち着いたと思いきや、やっかいな女の子三人組が間もなく気がついてしまうんですよ(笑)

当然、蜂の巣突いたみたいに大騒ぎになる。そうすると、周りの子達は揃って『だって一姫が』『だって一姫が』って言い訳するから、やっかいな女の子三人組がすごい勢いで一姫を攻め立てて~って、そこに担任の先生が帰ってきて、やっかいな女の子三人組が『一姫が教科書読まないで小説読んでいる~!!!』と申し立て。先生が『別に何を読んでいてもいいですよ』って答えたもんだから、やっかいな女の子三人組は溜飲が下がらないじゃない。そりゃ一姫の事気に入らないよね~。


何かにつけて突っかかってくるようで、やっぱり一姫怒っている。




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それで私は思うわけですよ。

同じ時間を過ごすなら、プリプリ怒って過ごすより笑って過ごした方が絶対いいと。

私は一姫に言いました。


――そんなに腹を立ててはいけません。いくら説明しても全く話が通じなかったり、よくわからない事を言い出す人は大人になってもいっぱいいます。そういう時は“嗚呼、この人は宇宙人と交信しているんだ”と思いなさい♪そしたら、腹も立たないから♪


と、言いましたら、一姫ウケるウケる。


あんまりウケているので、追加説明しておきました。


――半分冗談だからね。他の人に言っちゃダメだよ。





ps:私が一姫二姫によく言うのは、学校というのは人間関係の勉強する所です♪がんばりましょう♪

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