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リアル☆プレティーン  作者: 中村もへじ
リアル☆プレティーン
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一姫と吹奏楽部6

一姫はあきれていた。


『私ね、ピアノの先生に楽譜はいっぱい書き込んでいいって言われているの。書き込めば書き込むだけ自分が理解出来るからって。それなのに。トランペットの2人が私の楽譜を見て文句言うの。“なんでこんなに楽譜に書き込むんだ”“後輩がきてこんな汚い楽譜を見たら引くんじゃないか”“こんな風に書き込んだらダメだ”って』


――楽譜は上級生のものを後輩にコピーして渡すものなの?


『違うよ。新しい曲になる度、先生から配布されるよ』


――じゃ問題ないんじゃない?


『そうでしょ!私の楽譜に私がわかりやすいように書き込んでなんで文句言われるのかわかんない!』




   * * * *




『でね、吹き方にもいちいち口出されるの』


――どんな風に?


『高いミの音の出し方は3通りあるの』


――3通りもあるの?


『でね、私は前後の音を出すのにやりやすいやり方吹いているの。そしたら違う間違っている間違ってるって五月蠅いの!3通りあるんだからやりやすいやり方でいいでしょって言っているのに全然人の話聞かないの!』


――先輩達はどうしているの?先輩達と同じやれば問題ないんじゃない?


『先輩達はコンクール前だから一緒に練習してないの』




   * * * *




『私、まだ綺麗なが大きな音が上手に出せなくて、大きい音を出すと音が綺麗じゃなくなるの。でね、ここはスタッカートだから無理に大きく出そうとしなくても出来る限り大きい音を出しすように頑張っているの~音が出るようになったら音量を出すようにしようかと思って。。でね、それをトランペットの(一年の)二人にすごい指摘されるの。“ここはスタッカートなんだからね”って。スタッカートって区切って吹くけど、=(イコール)大きく出すっていう意味じゃないんだけどな~何度説明して“一姫ちゃん間違っている!”の一点張りでも伝わない。“ブーッ!ブーッ!ブーッ!”って出せばいいんもんじゃないのに。曲としてそこだけ異常に変な音で大きく吹いててなんかおかしいよ。なんか教えるのめんどくさくなってきちゃった・・こんなんで上手に演奏できるようになるんだろうか?』





   * * * *





『なんか片頭痛で続けて部活休んでいたでしょ。そしたら、例のトランペットの2人がやってきて言うの。“一姫ちゃん、なんで部活来ないの!”“もしかして私達のせい!”って。で、部活行ったら、両側から二人で言うの。“一姫ちゃん、一緒に練習しよう!”“せ~の!”ドー・レー・ミー・・・って。私、チューニングは一人でしたいから放っておいてほしいんだけど。。』




   * * * *





『私、昨日休んだじゃない。そしたら、新しい楽譜が配られたみたいで、今日渡されて、“じゃ音合わせしよう!”ってトランペットの(1年の)2人が言うの。譜読みしないと無理って言ったんだけど、どうしても音合わせしたいらしくて“譜読なんて5分で出来るでしょ”っていうんだけど、5分で譜読無理だから、ちょっと吹いてよって吹いてもらって耳コピして一緒に合わせるだけ合わせたんだ。けど、絶対2人とも間違っているの。間違っている2人の耳コピじゃ私だって間違うじゃない。そんなに音合わせしたいんなら仕方ないなと思って付き合っただけなのに~そしたら、一姫ちゃんは“下手だからソロは無理ね”って。ソロがやりたいなら初めからそう言えばいいのに。。休んでいる間の連絡事項も教えてくれないし。。なんかもうヤダな…』




                                              etc.





そして、一姫は担任に相談した。


『先生、部活って自分に合わないと思ったら辞めてもいいんですか?』






ps:朝練行って、学校で勉強して、部活して帰ってきて、軽くご飯食べて、塾に行って、夜帰ってくるのは10時前。ご飯食べてお風呂入って、学校と塾の宿題をやって寝るのは12時前。この多忙な生活のせいなのか季節のせいなのか、この所一姫は体調不良。湿疹が出たり、結膜炎になったり、なにやらアトピーがだんだん酷くなってきて、病院通いでちょこちょこ休んでいる。とりあえず、部活と塾の両立はちょっと大変なのではと、塾に入るのはちょっと保留。

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