一姫と吹奏楽部2
一姫は怒っていた。
『トランペットの(一年生の)二人がうるさいの!いっつも私のする事にいちいち口出してくるの!トランペットが少しでも下がったら“一姫ちゃん、トランペット下がってるよ”トランペットが少しでも上がったら“一姫ちゃん、トランペットが上がってるよ”でね、背中を伸ばしてないと”猫背になってるよ、ほら!”って、二人して言ってくるの!言われなくても、自分で直そうと心がけているんだよ~でも、演奏する方に夢中になっちゃうとつい姿勢が悪くなっちゃうの!でね、何が一番むかつくかって、自分達だって姿勢悪いんだよ!それでどうして私だけ言われるの?って言い返したら、一姫ちゃんの姿勢が悪いから、私達もつられるだって言うんだよ!』
――そうなんだ。それはちょっとめんどくさいね。
『うん、だからお説教聞いているのが、めんどくさくなっちゃって、窓の外の鳥の数を数えちゃった』
――えっ?
『そしたらいつの間にがお説教終わってたよ♪』
――それでいいの?余計怒ったんじゃない?
『平気平気~♪』
ps:窓の外の鳥の数を数えるのはそういう事の為に教えたんじゃないのに。学校の先生の授業がつまらない時にやるんだよ~




