一姫と吹奏楽部
中学校に行き、一姫は吹奏楽部に入った。
そしてトランペットになった。
一姫の他にトランペットになった一年生は2人。二人ともY小。二人ともピアノなどは習っていないようで、音楽の知識は授業で習うレベル。一姫はピアノを習っているのでそれなりに知識がある。
一姫帰ってきて曰く。
『なんかあの子達、楽譜がよめるって言う割には全然わかってないの。2分音符と16分音符の区別がついてないみたいなの。だから教えてあげたんだけど、いくら説明しても違いがわからないみたいで、二人そろって、私が間違っているって言い出すの~信じられない』
――先輩に教えてもらったら?
『それがね、先輩も“楽譜よめるの?シャープ書いてみて”って言うから“♯”を書いたら、“それフラットでしょ”って言うの。えっ?って、困っていたら他の先輩が“それシャープだよ”って言ってくれて、“あれ?あっそうだ”って、わかってくれたんだけど…あの先輩、♯と♭の違いわかってるのかな?たまたま勘違いしただけなのかな?』
――たまたまちょっと勘違いしただけじゃない。それに♯と♭が少々区別つかなくても先輩達トランペット上手でしょ♪なんていったって金賞だもんね♪(去年県大会に出場)きっと楽譜読めなくて全然問題ないんだよ♪(そういう事にしておきましょ~♪)
『そうだよね。楽譜よめなくても、♯と♭が区別つかなくても、トランペット上手に吹ければいいんだよね♪私はまた綺麗な大きな音出せないんだ♪』
――今度トランペット持って帰ってきて、ママに聞かせてね♪
『うん!』
って本当に家でトランペットを吹かれるとかなり五月蠅い(苦笑)
一姫の通う中学の吹奏楽部は去年金賞取り県大会に出場する実績のある吹奏楽。その為今年の一年生の入部はかなりの人数。女子に至っては3人に1人が入部している状態。女子多し。




