隣人はミステリー2
一姫が学校から帰ってきて曰く。
『今日ね。(9年間同じクラスの)○○にシャーペン貸したの。そしたら、あいつ返さないで持って帰っちゃったの。前にも、シャーペン貸したの。その時も持って帰っちゃったりしているんだけど~でね、××と△△ちゃんと話をしている時に丁度思い出して“あ~、○○にシャーペン貸したままだ!また返してもらうの忘れた!”“いい加減自分でシャーペン用意すればいいのに”って、私が言ったら、後ろの席のY小のがバン!って机叩いて“もういいわよ!そんなに言うなら私が貸せばいいんでしょ!”って怒って行ったんだよ?!』
――それは…、○○君にシャーペンを貸したいって事なんじゃない。
『多分、そうなんだよね~××と△△ちゃんと一緒にすごいびっくりしたんだけど。…でも、後ろの席の子がシャーペンを貸してあげるって言っても、○○は借りないと思うよ~私がいなかったら××とか△△ちゃんとかX小の奴はクラスに半分いるわけでしょ。Y小のそれも女の子からは借りないじゃないと思うんだよね』
――いやいや、問題はそこじゃなくて。。そのY小の子は多分○○君が好きなんだと思うよ。
『うん、△△ちゃんもそう言ってた~やっぱりそうなのかな…』
――絶対そうだから。
『そっか~。なんか振り返るとY小の子がなんかよく見てるなっていうか、なんか睨んでいるな~私に何かしたかなって思ってたんだ~。私はいつも通り○○や××や△△ちゃんとかと遊んでいただけなのに?なんでだろうって。それで、なんかやたらと“一姫ちゃんって好きな人いる?”“このクラスにいる?”って、しきりに聞かれるなぁと思っていたんだ~その言い方もなんか友好的じゃなくて攻撃的なの~あれは全部○○のせいか。ああ、メンドクサイ…』
――じゃあ“私は年中から○○と9年間ずっと同じクラスなんだ。だから仲がいいんだ”って言っとけば?
『え~、メンドクサイ。なんで私がそんな事言わなくちゃいけないの~』
――それにしても○○君モテるんだね。我が家に遊びに来て見てたけどそんな事全然気が付かなかった~。
「だよね。○○って別にカッコいいってわけでもないよね』
――申し訳ないけど、幼稚園から見慣れてせいかもしれないけど、見た目は普通だと思う。ママが知らなかっただけですっごく優しいとか?すっごく頭が良いとか?すっごく運動神経がいいとか?
『えっ?別に普通』
――そうなんだ?じゃなんで好きになったのかな? …あっ、あれじゃない!虫嫌いの子なんでしょ!自分の教科書や筆箱で虫を叩く○○君のワイルドな姿にドキっときた?とか?
『えっ~、すっごい怒っていたよ?後ろですっごい五月蠅かった…そんな騒ぐ事かって感じ…』
――わかってないな~。好きだから向きになって必要以上に大騒ぎしちゃうんだよ♪まぁ、○○君、春がきて良かったね♪
『全然良くないよ!おかげで、私、Y小の子達に睨まれているんだから!私全然関係ないのに!』
――どんまい!がんばれ!とにかくあまりY小の子を刺激しないように♪
『え~メンドクサイ』
――教科書なくなったら一緒に探してあげるから♪
『え~』
――中学っていうは忍耐をつける所だからね♪くれぐれもやられてもやり返さないでね♪
『やり返すわけないでしょ!私は気が弱くて大人しいんだから!』
――じゃあ大丈夫だね♪
ps:獅子の子落としデス♪




