卒業式の前日
明日は一姫の卒業式。
学校から帰ってきた一姫が曰く。
『卒業式の時、自分の夢を大きな声で言わなくちゃいけないんだ。“僕は大きくなったら~”とか“私は中学になったら~”とか言うんだけど。私、小さい時から“あ、あ、あ、あ・・”とかドモルでしょ。でね、皆の前で大きな声で言わなくちゃいけないんだけど、どうしてもドモっちゃうの。そしたら、担任の先生が、“一姫さん、きちんと言えるように家で練習してきなさい”って言うんだけど、練習してもドモルのは治らないと思うんだ。どうしよ~』
――そうだよね。ゆっくりしゃべるとか?
『ゆっくりとか早いとかドモルのには関係ないんだ~』
――そっか~じゃ、話始めを区切って、しゃべるとか?“わ・た・し・は”って。
『区切る話し方はふざけているように思われるから、やらない方がいいと思う』
――そっか。担任、きちんと大きな声で話しなさいって怒ってるの?ママ、電話して説明してあげようか?
『いいよ。ドモル時はドモルけど、ドモらない時は全然ドモらないから、何とかなるよ』
――そっか。 ・・・そういえば、一姫、自分の夢って何話すの?(←話を変えてみた)
『内緒♪当日のお楽しみ♪』
――わかった♪楽しみにしているね♪頑張ってね♪
ps:そんなにひどい吃音症ってわけでもないし。一姫がポジティブだからいいんですけど。最近の小学校の先生って吃音症を知らないのでしょうか?




