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リアル☆プレティーン  作者: 中村もへじ
リアル☆小学生
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放送ジャック 上

図書委員がクリスマス読書週間をするというのに、国際委員がピンゴ大会をやるという。国際委員はハロウィンイベントをする筈だったのだが、きちんと用意せずに仕切り直しのビンゴ大会だった。被っているのははじめの1日だけなのだが、一姫はこれが大変面白くない。

『なんでわざわざクリスマス読書週間(12/18~20)にやるの!ハロウィン出来なくてやり直すんだったら、12/16でも12/17でも同じじゃないの!』


こうなると負けす嫌いの一姫は闘争心に火がついてしまう。


クリスマス読書週間の前日、一姫は国際委員を出し抜いてクリスマス読書週間の放送をしようと試みた。

そこで昼休み、真面目で協力的な5年生と放送室に乗り込んだ。

放送室には我が家に遊びに来るお友達がいた。一姫は彼に協力を申し出た。


一姫『その放送終わったら、図書委員の放送流させて。明日、クリスマス読書週間なんだ』


放送委員『わかった。この曲終わったら』


一姫『でもね、先生の許可取ってないんだ。協力して!』


すると、放送委員の彼は納得してこう言った。

放送委員『図書委員の先生は○○先生だろ。じゃ2年生の教室には放送入らないようにしてやるよ』


一姫『え~、すご~い!そんな事出来るの?!』

と、喜ぶ一姫に、

5年生『え~、ダメだよ!先生の許可取ってから放送しようよ~』

と、慌てる5年生。


一姫『勝手に放送して後で怒られればいいじゃん♪』


5年生『え~無理無理。先生に怒られるのはイヤだよ』


一姫『そっか。じゃ、私が代表して怒られれば問題ないんじゃない♪』


5年生『え~、一姫ちゃん。そんなのダメだよ。先生に許可取ってから放送しようよ』


一姫『そう?わかった、じゃ先生に許可取りに行こう。○○、戻ってくるまで放送してて』


放送委員『OK!』


そして、図書委員の先生にお伺いをたてたら、放送の許可は下りず、この話は棚上げ。。



   * * * *  *


ブックベルパーに行くと、放送室に一緒に乗り込んだ5年生のママがいてこんな話になった。


『うちの子が一姫ちゃんが怒っているんじゃないかって気にしていたんだけど・・・』



――えっ?一姫?全然気にしてなかったよ?っていうか、△△ちゃん。あまりに一姫が無謀でびっくりしたんじゃない。一姫の事を怖がってない?


『怖がってはいなかったよ。ただびっくりしていたっていうか圧倒されていたっていうか~まさか、“勝手に放送しよう”とか“後で怒られればいいや”って考えるタイプだとは思わなかったみたい』


――そっか~。見た目は大人しそうだものね、うちの一姫は。。委員会でメガネかけてしっかりやっている所しか見てないと真面目そうに見えるよね。。実はワイルドな男の子タイプなんだけどね。


『いやいや、うちの子も見かけによらず、ワイルドだって知っていたんだよ。ただ、想像していたより、ワイルドだったから、ちょっとついていけないと思って、放送止めちゃったのよ。だから、一姫ちゃん怒ってなかったかなって、気にして』


――大丈夫大丈夫。根に持たないから。終わった事は忘れちゃうの。それに放送は、△△ちゃんが正しい事を言っているわかっているから、全然問題ないよ。

間違った事をしない限り、噛み付いたりはしないから。自分が無理だと思った時は無理してついて行かない事が一番だよ。ついてこなくても一姫は気にしないから、△△ちゃんも気にしないように言っておいてね。




ps:行動力のある一姫、次の日はちゃんと放送しました。この話は次回です

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