ピクニック2
ピクニックの最中、ケンカが始まる。
『一姫がロープを貸してくれない!使ってないのに!』
『一姫ちゃんの言い方がきつい!そんな言い方しなくてもいいのに!』
と女の子が二人、怒って帰ってきて私に訴える。
――そうなの?一姫は言動が女の子より男の子よりだから悪気はないと思うんだ~後で話を聞いておくね。
そして後で一姫に話を聞くと一姫も怒っている。
『だってね。NちゃんんとMちゃん、私の“おっとっと”食べちゃったんだよ!』
――開けっ放しで置いておいたら、もういらないのかなって思われて片付けると称して食べられちゃうかもよ。
『違うもん!私のリュックの中に入ってたもん!チャックだってきちんと閉めていたし!皆で食べようと思って、昨日おばあちゃんに買ってもらったのに!勝手に開けて勝手に全部食べちゃったんだよ!私、一口も食べてないのに!!!』
――そ、それはケンカになりますね。
おっとっと(食べ物)の恨みは怖ろしいのであります。
ps:文句を言ってきた女の子二人、一姫のおっとっとを食べちゃった事は何も行ってなかったんだけど、それは忘れちゃったのかな?関係ないと思っているのかな?よくわからないです。
高学年の女の子というのは1人1人は良いのですが群れをなすとちょっと自分勝手で、竹を割ったように真っ直ぐな性格の一姫には付き合うのがちょっと大変そうです。