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ラグナロク  作者: ピロ
第6章 地下帝国とレンの旅立ち
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悠久の探索者と共に

寒い日が続きますねー。

最近特に寒さに弱くなったような気がします・・・

皆さんも風邪とかひかないように気をつけて下さいね♪

「レン。久しぶり~」

俺を見てブンブンと手を振って声を掛けてくるのは、悠久の探索者の弓使いミーシャだ。

その隣にいるパーティメンバーのロロナはヒーラーで、二人は小走りで俺の元にやってくる。

「そうだよ。もっとギルドに顔を出してよね」

「久しぶりだね。悠久の探索者の活躍は聞いてるよ」

「フフフ、私達有名でしょ。レンも私達のパーティに来るならいつでも歓迎するからね」

顔を見上げなければならないほど、俺の近くに二人は寄ってくる。


「あんちゃんはオイラとパーティ組んでるから駄目だからな」

「ソウデス。ゴシュジンサマ、ワタシタチとパーティくんでイマス。ヨメは、イリマセン」

ユキとミレーヌが二人と俺の間に割って入る。

二人が大人なら修羅場に見えるかもしれない。

ミレーヌは大人だがハーフエルフなので幼く見える。だから子供がヤキモチを焼いているように見えて微笑ましく感じてしまう。



「よう。レンはモテモテで羨ましいねぇ~」

二人の後ろからリーダーのランス、ソーサラーのジークフリード、スカウトのローグがやってきた。

「お久しぶりですね。今日からしばらく宜しくお願いします」

ジークフリードが実質のリーダーなのだろうが、ほとんどのパ-ティがこんな感じで戦士がリーダーをやっている。

舐められたら終わりの世界だから、単純に純粋な強さがリーダーに求められるのだろう。


「とうとう冒険者としてやっていこうと決めたのか?」

「そんな訳ないでしょ。レンは商会の会頭なんだからね」

「そうだったな。護衛の任務とかあったら俺達に依頼してくれよ」

「ああ。ウチは立ち上げたばかりだから、護衛の依頼は悠久の探索者に頼むことにするよ」

ランスは人辺りもいいしモテそうな気がするのだが、ミーシャとロロナはランスに興味が無いらしい。

ランスは娼館に行き過ぎなんじゃないか?


「俺は妹を探しに行くことにしたんだ。それで対人戦の経験を積めって言われたんだよ」

「ああ、確かにそれはやった方がいいな」

「そうだね。レンは優しいから絶対やらないと駄目な任務だね」

それだけこの世界の治安はいい訳ではない。

当然のように通らなければならない道なのだろう。


「レン。お前らはそんな軽装で大丈夫なのか?」

「ああ、大丈夫だ。見た目と違ってかなり頑丈だぞ」

俺達は現代のサバゲーで着ているような恰好をしている。

防弾チョッキや、プロテクターを着ているからかなり重装備だ。

でもこの世界は更にゴッツイ恰好が普通なんだよな。


この世界で用意したものといえば、首を守るガードを特注で造ってもらったくらいだ。

あとは迷彩服の生地はこの世界では目立ち過ぎるから、単色の色を適所ごとに色を用意している。


「ねぇねぇ。レンのパーティは3人だけなの?」

「ああ。俺とユキが前衛だから、あと一人後衛の魔法使いとかいればいいんだけど、そうそういないからね」

この世界で魔法使いや精霊使い、ヒーラー、召喚士などは貴重な存在だ。

ヒーラーと魔法使いがいる悠久の探索者はAランクパーティだからこそで、結成したてのパーティに精霊使いがいる俺達の方がかなり希少ともいえる。


ウチには騎士や戦士達がいるが、恐らく彼等は冒険者に向いていない。

俺の為とか言って自分を犠牲にしそうだからだ。

俺は死んだとしても、元の世界に帰ることが決定しているからな。

無駄死にはして欲しくない。

だからこそ彼らには商会の護衛任務として働いてもらうのがいいと判断した。

マークは俺と一緒に行きたがったが、妹のフェリシアのこともある。

ネルは能力的に高いが、彼女は争いを好んでいない。

折角商会という安住の地を見つけたというのに、戦いの場に連れて行くのは違うよな。


だからユキとミレーヌの三人で小夜を探す旅に出ることにした。

三人の方が動き易い利点もあるし、ミレーヌがいれば精霊に待ち受けている敵意も感知してくれるから不意打ちされることはない。

だから三人で旅に出ることにしたのだ。



「今回受けたギルドの依頼は、盗賊の討伐だ。ここから街道を南に行くと国境の街マルケスがある。ナーセルとその間を繋ぐ街道で、小規模の商人が襲われているそうだ」

定期的に領主が騎士団を討伐隊に出してはいるものの、小規模の盗賊はなかなか見つかりにくい。小規模の討伐は冒険者に依頼がくることがほとんどだ。

「盗賊の数は10人前後。不意打ちにさえ気を付けていれば問題ないと思うが、レン達はあくまで俺達の付き添いだ。だから俺達の戦闘が始まってからじゃないと、戦闘には参加させない。それでいいか?」

「ああ。それで構わない。みんな宜しく頼むよ」


盗賊はつい最近現れるようになった。

依頼主は商人ギルドで、討伐の証明は盗賊の首。

エクリプスの世界では無かったが、この世界では罪人はさらし首が基本だ。


商人が襲われたとあっては商人ギルドの面子に関わることだからな。

やったらこうなるということを知らしめる為だろう。

俺達は商人と護衛二人の設定で街を南下して行く。


討伐した後はそのままマルケスに行って、盗賊達の首をギルドに引き渡す流れだ。

ランスとローグが馬車の護衛役となった。

それ以外のメンバーは幌のついた荷馬車に乗り込んだが、かなりの狭さだ。

ユキとミレーヌは当然のように俺にくっ付いてくる。

「レンってさ、もしかして幼女趣味なの?」

俺のパーティの面子を見れば、大抵の人が、俺が幼女趣味なんだと思うのだろう。

「違う。でもミレーヌもユキも誰かに渡すつもりはないからな」

「ソウデス。ワタシハ、ゴシュジンさまのモノ」

「オイラもあんちゃんのものだからな」

ミーシャとロロナからニヤニヤとした目でみられる。

「お熱いんだねぇー」



街の門を出ると一面に草原が広がっていて、街に向かう商人達が街道にチラホラと見える。

貿易路として商人の往来が多く街道も整備されているので、他の往路に比べれば安全な方だ。

定期的に討伐はしていてもどうしても盗賊は現れてしまう。

「レン。分かってると思うけど、絶対に無理しないで。敵を殺すことが出来ないのに近くにいられると迷惑が掛かるから、その場合は離れていてよね」

「ああ、肝に銘じておくよ」



こうして俺は盗賊の討伐に向かうのであった。



悠久の探索者はメンバーが六人でした。盾役がいたのですが、名前を出し忘れていました。普通リーダーがメンバーを紹介する時にメンバーを呼び忘れることは無いので、五人ということに変更しました。本編でメンバーが六人、男性四人女性二人と書いてありましたが、メンバーが五人、男性三人に変更させて頂きました。

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