第4話:戦いとは一瞬でけりがつくもの・・・なのか?
話を書いてる手帳を学校に忘れてて、土日は更新なしでした。
後、授業の合間に書いてるので1話せいぜい2000字前後が限界でした・・・orz
「さて、準備はいいか?」
屈伸やら伸脚などの準備運動をしながらアホ三人組言う。
「それはこっちのセリフだ!」
「やっちまおーぜ!」
「後で謝ったってしらねーからな!」
なんというか・・・アホだ。この一言に尽きる。
とりあえず作戦確認。あのアホ3人組はとりあえず、がたいがいい。小柄な俺と比べたら。ついでに言うと肉体に関してはほとんど鍛えてないからパンチの威力1発をとっても威力はダンチだろう。
なら俺に出来ることは一つ。
相手に気付かれない程の速さで決める。これだけだ。
幸い、この世界は魔法という便利なものがある。
これを使って一撃で決める。というか一撃くらいしか持たない、俺の体が。
ま、とりあえず気合い入れていこーかね。
「じゃあ、アホども。行くぞ?」
相手に聞こえる程の大きさで言った瞬間、俺は地面を蹴る。
ドゴーン!!
一瞬で相手の目の前まで到着。
小柄でなお且つ一瞬でここまで移動したので全然ばれてない。
アホどもが俺がいないことに気付いたと同時に今度は左へとステップ、片足で着地した後背後へ跳ぶ。
アホどもが周りを見始めたがすでに時遅し。手刀で三人の首を軽く叩く。それによってアホどもは崩れ去った。
そして、ついでに俺の体も限界らしく一緒にバタンキュー・・・
ん・・・、なんか柔らかくて温かいなぁ・・・。あれ?俺何してたっけ・・・?
セリアがいじめられてて、それに介入して、友達になって、アホどもを成敗して・・・。
あぁ、気絶か・・・。まぁ4歳児にしては頑張ったよ、うん。あんな無茶したからしばらく運動もできそうにないが・・・。
さて、さっきのやったことの種明かしだが、答えは簡単。魔力で自分の体を強化した。
漫画とかでよくあるから再現できるかなぁ、ってふと思いついたからやってみた。
思った以上に反動があるけどさ。後衛志望だからって体はきちんと鍛えろってことみたいだ。始めの爆音?は地面を思いっきり蹴ったら陥没したんだよ・・・。正直やりすぎた・・・。
で、首の何処に手刀を当てればいいかなんて知らないから適当に手から魔力を放出させてぶつけたら気絶したってわけさ。
どれも即興で思いついたことだから怖かったが、成功してよかった・・・。
とまぁ、こんな感じで。そろそろ起きてセリアの顔でも見に行こうかな。
で、目を開けると目の前には紫がかった銀色の髪・・・あれ?なんか体が重い・・・?
「すぅすぅ・・・」
なぁ~んだ、セリアが寝てただけ・・・って、
「起きろ!セリア!」
「・・・うみゅ」
あぁ、可愛い・・・じゃなくって!
「なんでお前俺の上で寝てんだ?」
ついでに言うと、現在は保健室みたいなとこのベッドで寝かされているみたい。
「ショーゴ、起きなかった。見てたら眠くなった。ショーゴ温かいから一緒に寝た・・・ダメだった?」
くそぉ・・・こてん、と小首をかしげながら言うとは・・・
「いや・・・うん、俺も温かかったからいいよ・・・」
あんな仕種で聞かれたら許すしかないじゃないか・・・!
「おぉ、起きたか?ショーゴ」
「おお、じーさん」
「体の調子はどうじゃ?」
ふむ・・・
「やっぱり、筋肉痛が酷いというか・・・。あの動きはさすがにこの体が耐えれたものじゃなかったな」
腕もそこまで上がらんし、足なんて動く気がしない。
「そうか・・・、ところでお主自分の精霊の加護のことがわかっておるのか?」
「なんだそれ?」
「・・・お主、さっきは何をイメージしてやったのじゃ?」
「いや、足に魔力を込めて放出を三回と手からの放出を三回」
「・・・」
あれ?なんかおかしいこと言ったか?
「ふむ・・・。まぁよい、お主はもう少しそこで休んでおれ」
そう言ってじーさんは足早に部屋から出ていく。なんかあるのか?
くいくいっ
「ん?どした?」
「・・・なんでもない」
む~、やっぱりまだ遠慮があるというか・・・。
「ほら、友人の俺に言いたいことがあるならいいな。口に出さなきゃ伝わらんぞ?」
「・・・ずっと一緒にいてくれる?」
・・・はい?
「わるい・・・もっかい頼む」
「・・・?ずっと一緒にいてくれる?」
どうやら俺の聞き間違いではないようだ。
「それはどういう意味で?ずっと友達でいるってことか?」
こくりと頷くセリア。
「それならもちろんOKだ。今日のように危ない目にあってたりしてたら助けてやる」
「ほんと・・・?」
「ああ、ほんとだ」
そう言うと、セリアはギュッと抱きついてくる。
「ずっと・・・一緒・・・」
そう言ってまた寝始める。ってどんだけ寝るんだよ・・・。まぁいっか。とりあえず俺も・・・寝よう。




