表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/20

⑼『路上封鎖』

⑼『路上封鎖』



確かにここは、路上封鎖された場所である。そんなことは、百も承知であるが、幾分、エネルギーが足りない為か、脳が回らない。しかも、『一つの脳髄』を思い出し、更なる苦悩に入ろうとしていた、そんなゾーンに入りかけて来た。



路上で寝転んで居るのに、行き交う人々の誰もが俺を見て観ぬ振りをしていたが、疑問はなかった。仮に、俺が通行人だったら、言葉をかけずに無視するかもしれないな、と思ったからだ。しかし、時折、小銭を置いて行く人も居るには居る。



俺は何も、浮浪者ではないのだが、路上封鎖の後、行き場を無くしたという意味では、浮浪しているのだから、世間一般では、浮浪者というのかもしれない。しかし、水も飲まずに5日、とうとう、俺は起上り、封鎖された場所を搔い潜り、打破することにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ