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⑻『路上封鎖』

⑻『路上封鎖』



封鎖された路上において、俺は置き去りにされた侭、ただ打ちひしがれて居た。それはそれで、しかし考えることもあった、何故こんなことになったのか、そういう蓄積した矛盾回路が、ここに俺を導いてしまったのか、など。



しかしそれにしても、俺はやはり俺だし、何ら変わることのない自己で、ただ、天上を見上げて、朝と夜が交互にやってくること、晴れた日や雨の日があるということ、そんなことを、社会の回転が動かして居ることを思った。



路上封鎖、いいじゃないか、これから俺が、どうにかしてやる、と言った一種の意味の分からない使命感などと言うものを感じつつ、今はまだ、動く時じゃない、と思い、世界を訝し気に見ながら、ただ、寝転んで居た訳である、路上に。

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