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諏訪見町のわんこたち、時々ねこ  作者: 竹 美津
諏訪見町にようこそツアー
1/24

登場犬紹介 読み物的に長文です

お話を投稿した・する順に載せていきます。

お話がまだでも、設定だけ先に載せる事も。

ネタバレもあるかも。凄くあるかも。

しれっと増えていきます。



◎ツクネ

パートナー:三谷さん

でん屋、というお店:おでん屋、狭いけどとっても美味しい の看板娘っこわんこ。三谷みやさんと一緒に暮らしている。

美味しいもの好きで働き者の、常ににこにこ顔のハッピーフェイス。犬種は、ウェルシュ・コーギー。

ミニマムでせわしない感じ。陽気。三谷さんにめったな事では怒らない、素直で従順なわんこ。三谷さんも滅多な事ではツクネを怒らないが。

完全にパートナー的存在で店を切り盛りしている。2人とも店の事が好きで働く事が大好きである。

歳がかなり違うので、三谷さんはツクネを恋愛的には見ていない。娘の感じ。

ツクネは三谷さんがそういう恋愛気分になるなら、すぐさまOKを出しそう。でも普段は全然そういう事を考えてないし、思い付きもしない。

三谷さんは少し意識していて、お客さんに突っ込まれると憮然とする。

ツクネは、あっはっは、と笑いながら良くわからないでいる。

とにかくお店と三谷さんを離れる事は考えていないわんこ。野良達とは良好な関係。特にクルヤとは、おでんをあげたり、お礼に物を直してもらったり、犬会議の内容を教えてもらったりする仲。

小さい時は腸関係が弱かった。腹痛わんこだった。三谷さんが良く考えて、消化に良いものを食べさせてくれたり、あっためてくれたりした。

お年頃の10代後半と思われるが、身長的には12歳くらいに見える。女の子。

メイドならぬおでん染み腕まくりエプロンにサンダルかこかこわんこ。


◎フロー

年齢不詳。けっこう若い。10代かもしれない。

犬種:ベアデッド・コリー

身長は高くもなく低くもなく、165よりは上。オスかメスかまだ発情期が一度もきてないのでわからない。

生まれもっての色盲だが、灰色の濃淡を人よりずっと見分けられるので、通常の生活ではあまり困らない。完全な色盲ではなくて、色を判別する細胞が少なく、色味をよく知覚できないというもの。

いつもゴーグル型の顔上部を覆う全レンズの眼鏡をしている。目を保護するため。視力自体は悪くないが、現在警察でネット系の犯罪捜査にあたっているので、予防的措置。

あまりアウトドア好きではないが、走るのは好き。速いというより、長く走れるタイプ。朝、まだほとんど誰もいない頃に、宿舎から散歩がてら走って職場にやって来る。

ポケットに手を突っ込んだまま、てろてろ走る。

朝から警察の職場のシャワーを使っているのは大体フロー。誰もいない時に来ているので、同じ部署以外の人にはあまり知られていない事実。

犬の癖に煙草を吸う。嗅覚もかなり悪いので煙草が大丈夫。

職場はクリーンなPCルームなので(散らかしてるけど)喫煙所でせせこましく煙草を吸う。煙草仲間もいて、警察内部での扱いも別に悪くない。

あまり喋らない。元の飼い主に、吠えないようにしつけられたせいもある。

回覧板のわんわんニュース等へのリークも行っているが、犬会議で話に出るくらいなのと、別にフローに警察内部で情報は渡してないので、全然誰にも疑われていない。実はとても耳の良いわんこなので、そこから収集&ネットを駆使して。

警察のネット防衛担当に友達もいるし、何故か顔広し。

クルルとチャット仲間。


以前コンパニオンドッグとして、刑務所内に収監されている響さん、という人物に飼われていたのだが、出所の際に置いていかれた。

ネット関係の知識は響さん仕込み。あまりコミュニケーションをとってくれない人だったが、フローにとっては大事な人で、今も慕う心は失っていない。

出所後も犯罪生活を送っていく上で、フローが邪魔だった響さんなので、置いて行ったのが真相。邪魔で置いていった割には、フローに向けてネット上に何かコメントをちりばめた様子。

フローはそれを職務にかこつけて集めている。


フローという名前は響さんがつけた。いつでも新しい、良いものが流れてくるように。

コンパニオンドッグ(刑務所、養老院、孤児院、病院、リハビリセンター等あらゆる所に派遣)になるのは、どこかしら欠陥がある犬がなる事が多い。値段的な事からもそうだし、病院などで治療が受けやすい利点もあり、欠陥があるからといって処分するのは人道的にありえないという見地から。でも、選抜する事の是非もあって、論争中。

決着はつかないまま、生まれたわんこが今も刑務所の人の心を癒したり、また傷つけられたりもしている。


◎ハイクロ

パートナー:後に田宮琢人くん

野良リーダー。雄。22歳。

犬種:ドーベルマンとビションフリーゼの雑種。

身体的な特徴はドーベルマンで、デカくて威厳があり、基本がちょっとムッとしている顔で強面犬だが、中身はビション系で、実は素直、穏やか。また祖父犬クルルにも性格は似ている。

名前は毛色から。

諏訪見町の野良わんこを率いるボス。喧嘩強い。

産まれた時からの野良で、母が野良、父は八千代という、犬なのに耳尻尾のない犬。母親に育てられるが、ハイクロが育った後に、母は警察の説得に従って、最縁組機関へ行くことを選んだ。その時ハイクロ18歳。(人でいう6歳。犬は成人するまでは人のおよそ3倍の速度で成長する。その為18歳までは1年を3歳に数える。)

野良として生まれ育った事もあり、まだパートナーになる人との激烈な出逢いを経験していない。その事を、野良No.2のサクナリにからかわれている。

密かに子供の匂いが好き。たまに子供を見に通学路とかに行ってしまう。遊んでくれないかな。サクナリには「飼われたい?」とか突っ込まれる。

田宮琢人たみやたくと君と出逢ってしまって恋が訪れる。琢人君の喘息の薬の、粉っぽいうすら甘い匂いが大好き。愛して〜になってしまう。

うちに来ても良いよ、って言われた時には、もう大人なのに、うれしょんが出た。サクナリに「大人なのにうれしょん•••サクナリは、子供の時。」みたいな事を言われて恥ずかしくなり、おっきい身体をちっちゃくして隠れて逃げた。

琢人君は追い掛ける元気がないので、捕まえるまで一週間かかってしまった。


一緒に住むようになってからは、眉の皺がとれてハッピーフェイスの呑気な犬に。センターで育ってないので、人間の家の中での生活は最初不慣れ。琢人君のお兄さんの芳人さんとは、敵ではないけど味方でもない微妙な立場で何度も戦うことに。そんな野良ボス(ボスは別に飼われても引退しない)に家に居着かれて、芳人さんはくったり気味。

服のセンスは派手&濃い色好み。たまに手癖悪く、女物とか和装、着物とかを引っ掛けて、干し場からひったくって着ている。琢人君に後々手癖について怒られる。

皮の匂いも好きなので、ライダースジャケットを着ていた事も。皮を着ると野生の血が騒ぐ。琢人君をパートナーに選んで一緒に住むようになってからは、皮製品のものを身につけない。野生を激らせる必要もないので。

怪談が苦手。琢人君が低い声で喋るから。怒られてるみたいだから、やだ。嫌われるの怖い。夜回りとかは全然平気。

琢人君は、暗い所とか平気なのに、何で怪談がダメなのかよくわかっていない。


◎サクナリ

パートナー:後に田宮芳人巡査

25歳、メス。

犬種:白毛ポメラニアン

身長はレツと同じ140センチ近辺。ちょっとだけレツより低いかも。

ノラ犬達のNo.2。身体は小さいが、ピリリと辛い手の早いメス。足技が得意。先手必勝。

名前通りサクッとしている性格で、ちょっときゃんきゃんしているお喋り好き。

元はセンターからちゃんと縁組された犬だったが、病気のパートナーに捨てられてしまった。もう死ぬ事が分かっていて、野生動物みたいに死ぬ所が見せたくない、と放流。

元のパートナーに対して悪感情は持っていないが、離別があまりにも悲しかった為に、人との再縁組は考えていない。

*後に芳人さんが好きになってくっついてくる。律とはライバルだが、律の方が芳人さんのパートナーとしては先輩なので、たててあげる。芳人さんはノラNo.1とNo.2に囲まれて、大変に緊張した自宅に。

工場に住んでいたが、工場が移転するに伴いハイクロの家に越してきた。一畳のスペースにくっつかって眠る仲良し。でも恋愛関係じゃない。大工の力さんはそれを不思議がっているが、本犬達は自然な感じ。

ちょっとお姉さん気質もあるが、何事も楽しければいいという感じの生き様気ままなので、その辺はNo.1には向いていない。ハイクロと戦う気もない(面倒だし)。

煙を追うのは元の飼い主が喫煙者だった為。陽気な割には、その辺りの事には誰にも触れさせない、壁ありわんこ。

工場の皆にはとても可愛いがられていて、郷徳さんからは今も洋服を買ってもらったりしている。いつも可愛い服なのはそのせいで、洗濯も郷徳さんちでしている。

少女っぽい服が彼の好みで、サクナリはかわいいなと自分が思えばなんでもいい。

工場の人達は、もう人生エンドロードに入りはじめた人ばかりなので(例外もあるが)わんこをもらって育てる気力はないけど、何か可愛がる対象を持ちたい模様。サクナリはサクナリで、その辺の事情を知ってか知らずか、可愛がってくれた人の家を回ってなんとなく定期的に慰めて賑やかしているようだ。

たまにハイクロも同行して一緒に可愛がってもらう。ハイクロはそこでは彼氏扱いされている。

レツにつっかかられて瞬殺する。うるさくてめんどくさいので、一発やっとくか、くらいの軽い気持ちで踵を落としたら、最初の一撃で失神されてしまった。あれ?って感じ。

ちなみに、相手が戦い前の口上をあげていても気にしないで一発入れる。身体が小さいハンデがあるので、やるか、やるぞ、ってなったらもうゴング鳴ったと思っている。

亡くなった元主人の遺言で、実は家も財産もある。


◎相楽のホシ

パートナー:相楽五十鈴

生まれてから少し。100センチないかな。幼稚園児くらいの大きさ。

趣味:においかぎ。特に三州の仕事着はいい油の匂いで好き。たまにはちゃんとだっこしてほしい。

犬種:ジャーマン・シェパード(でっかくなるぞー)

大きくなったらメスに。今も女の子服っぽい?のを着ているが、動く子なので、大抵は下にスパッツをはかされている。チャイナっぽい、裾やお尻が割れた服が多いのは、尻尾がフッサフサで太いので、キツイ穴の時気持ち悪いから。

相楽家にやってきた、裏ルート販売の秋仔。まだ耳垂れ(半たれ)だが、そのうちピンっとする予定。むくむくでかくなる。五十鈴よりも。

グラマーというよりはスレンダーな身体に。成長中は、あっちこっちがバランス悪くのびていくので、よくガンガン物にぶつかりまくって傷だらけ。

五十鈴の事は無条件で信頼。でもちゃんとしないと政権交代するから、そのつもりで。

五十鈴が悲しい顔をすると悲しくなるからやめてほしい。相楽家の家族の中では、五十鈴は別格でお父さんと三州が好き。六花は細かいコレクションを、触るな触るなって怒るので、あまり好きじゃない。次春はたまにいいものをくれるので、案外好き。一幸は時々慰めてあげることにしている。四海は嫌い。遊ばれるから。でも何かあったら助けてあげる。

無口だが行動派。どうやら秘めた実力は、なかなかのもの。レツと戦った事はないが、(まだ勝てない事がわかるから)やる時には勝てる時にやる、と思っている。

女の子だけど男らしい性格で、きびきびしている。五十鈴の事はホシが守る!

口癖は「あん!」

鳴いているのか返事しているのか。これでも戦闘的な性格ではないので、自分からは吹っ掛けない。

大物気質を醸し出していて、ノラや飼いの勢力分布などを、子供のうちにジッと見て頭に入れている模様。

ハイクロとも顔見知りで、必要かなあと思う事を、大人犬に知らせにやって来たりする。お互いに協力し合う、という事を知っている犬。

たぶん、ハイクロが飼いになり、ノラリーダーを辞めて、残ったノラリーダーと戦って後にトップになるのはホシ。飼い犬の癖に。

でもノラ達は自分達の生活をリーダーとしてちゃんと守ってくれれば、それで良いので、文句はない模様。

(中には文句言うのも•••レツとか。レツはいつでも文句言ってるので、あんまり気にされてない)


◎初音のクルル

パートナー:初音教授

犬種:ドーベルマン

45歳。ハイクロの祖父。

身長は180センチ近辺、髪はストレートで黒。うなじが半見え位に切り揃えている。伊達メガネ。

犬で初の、きちんとした教育を受けた有名犬。初音教授と共に、講演会に出たりして生計を助ける。犬達の憧れと嫉妬をその身に受ける。犬混じりでも脳の機能、知識にはどこも問題がないのを、その存在で体現している。

初音教授とはかなり歳の差があるが、人工授精&育成で、息子、八千代を授かり育てた。

実は呑気で楽しみ屋なのは、八千代を通り越してハイクロに遺伝している。しかし、野生の血がなかなか激しい犬でもあるようで、意図しないで八千代に怖れを抱かせ、屈服させていたらしい。

本犬は「八千代かわいいなあ」と思っているのに、八千代には「くっ•••負けた」と思わせている。

実際戦った事はないが、今でもおそらく実戦に出て遜色ない戦いっぷりをすることができる。かなり強いと思われる。

現在は初音教授の介護をしていて、地味で落ち着いた暮らし。繁殖期には浮気が許されているが、初音教授が泣くので、最近は我慢している。

同じ町内に住んでいるが、ノラとも普通の飼いとも、あまり交流のない生活をしているので、孫のハイクロの事を知らなかった。

今でも初音教授の与えたカリキュラムから発展して、独学で勉強しているが、かなり頭が良い。研究者。発表するとか特に考えてないけど、黙々と何やら研究をしている。実はフローとチャット友達で、ハイクロが孫なのは知らないのに、ノラリーダーでなかなか優秀だ、という事は知っている。


◎八千代

犬種:ドーベルマン

耳なし尻尾なしの犬なんだか人なんだか。

身長180センチくらい。父のクルルより、ちょっとばかし小さい。のをちょっと気にしている。

31才営業マン。鬼リーマンである。

現在は犬である事を隠していないし、社内でも普通に知られているが、馬鹿にするような者が入ってくれば、ごめんなさいするまで徹底的にやり込める。

皆の前でというより、個人的に容赦なく戦う。部下であれば泣くまで何かと自分の側に置いておき、事あるごとに躾する。

思春期は、自分が犬である事や、犬に対してやだとか言っていた割に、本犬も野生の血は隠せず、その生きっぷりに大抵の生意気で入ってきた部下は、ビビって何も言わなくなる。

お得意先に行く前にちょっとひと喧嘩。戦闘的な性格。母親の初音教授ゆずり。

犬には吸えない煙草を吸っていた。嗅覚があまりよくない(犬と比べて)。現在は煙草をやめている。

人と犬との間で、耳なし尻尾なしで生まれてくる事は珍しい。それを最大限に利用して、何かと人目につきやすい立場の両親の下、表舞台には出ずに成長してきた。

息子ハイクロの母となる、ミルクと出逢うまでは、両親のクルルと初音教授に対して否定的な感情があったが、2人の間に愛情がある事が、自分の成長により分かった今は、グレっぽかった昔の事が恥ずかしくて、父親クルルに素直になれないでいる。

母親の初音教授は、現在寝たきりだが、喧嘩仲良し。家は出ているが、毎週末様子を見に実家に帰る。

今でも恋するミルクを探しているが、ミルクが八千代に会いたがらずに行方が知れないまま。そんなに遠くにいる訳じゃないのに。

そのすれ違いっぷりには、実のところ、半ノラの犬、クルヤが加担している。クルヤはいつでもお母さん犬の味方。

八千代はハイクロが息子である事も知らない。その件に関しては、犬達は匂いで大体どこの誰の血縁だか、見当がつくものなので、別にクルヤが意図して教えてない訳じゃなく、もう知っていてそっけないのだと思われている。

人としてリーマンやりながらもノラのトップを張っていたこともあった。実際の見回りなどの運営は、No.2のクルヤが指示出しなどをして回していた。

初音教授が寝たきりになった頃、心境の変化もあり、またリーダー争いをハイクロとやって僅差で負け、「俺もヤキがまわったぜ•••。」とかなんとか思いつつ引退。

でも今でも喧嘩をふっかけられれば、やる気まんまん。

一途で口が悪くて損をして、後にハイクロが息子だって分かってびっくりし、同時期に恋するミルクが再縁組されている事も知って、よろふら。

その後は、ハイクロんちに時々呑みに誘いにくる。

ミルクとの再会は、お客様を新規開拓しようと訪問した、ミルクの夫の柴先生の家で、出てきたのがミルクと再婚先でできた子供ひゅんひゅんごろごろだったりして。一緒に新規開拓で回っていた、八千代にビクビクしていた部下の前で、ほろほろと泣いた。ものすごく、ビビられた。

柴先生はいい人なので、その時、家にあげてくれた。ミルクとも話をさせてくれ、八千代的には諦めがつく。

一緒にあがらせてもらった部下は、元恋人だった上司の八千代と、現在の夫、柴先生と、間に挟まったメス犬ミルクと、再婚先の子犬に囲まれて、なんだかこの空間、何で俺が、ひええ〜帰りたい!とジリジリ。遊んで〜の仔犬に、手をガジガジ噛まれたりしていた。ちょっとかわいそう。


◎クルヤ(来家)本当はライヤらしい。

パートナー:椎根洋之

前いた家の屋号をもじってつけられたもの。年齢不詳。30代いってることは確か。ハイクロが生まれた頃には成人していた。

身長は170センチ辺り。

犬種:シュナウザー。オス。

手と足がぴんっとして真っ直ぐなのに猫背。レツ曰く「棒が4本」。

どっちかとゆーと文系な香りがする犬で、読書好き。

温和な性格でスローテンポ、基本前向き思考だが、エネルギー放出は抑えめで一定、飄々としている。世界を楽しんでいる。散歩好き。

乳めぐりが趣味。乳めぐりとは、近所の面倒みてやったりした母犬と、赤ちゃんわんこがいる家に行って和むこと。母犬の用足しをしてやったりもする。

大変に世話好き。

自由と生活のため不特定多数と交わる、野良の、たんぽぽ犬と呼ばれるもの達の世話は、この町では大抵クルヤが引き受けている。

子供好きな所がハイクロと共通しており、またハイクロにとっては子供の頃から野良社会で世話になった恩人でもあるので、一目おかれているし、仲が良い。

本犬は勢力争いには参加しない方針だが、住処が情報拠点の一端を担っている事からも、飼い野良どちらからも、それなりに尊重されている事が分かる。

煙草屋のおばあちゃんちと、チェーンのたこ焼き屋(店長入れ替わり立ち替わりで3代目、現在はサラリーマンを定年退職したおじさんが焼いている。親切な人)の間の、トタン屋根が二重になっている隙間をお店に改造して住んでいる。鰻の寝床。

店は、なんでも屋。建築法違反で、クルヤを目の敵にしている役所の人に、度々家を撤去されたりもするのだが、性懲りも無くそこに舞い戻る。

煙草屋のおばあちゃんは、男手としてクルヤを頼りにしているし、たこ焼き屋は、店長の都合とバイト不足の場合にクルヤを当てにしていて、代わりに電気を引かせてもらったり、ごはんくれたり、撤去の時に私物を隠してくれたり、色々と便宜を図ってくれる。

生い立ちから兄弟家族とは縁がなく、また飼い主とする人と巡り会えないまま、自分でも望んで人の手を転々とし、成長してきた。割に親切な人の間を巡り巡ったので、人好きではある。

川で流された生家の、親戚のうちの子が、心配して時々様子を見に来たりする。その子は自分が大人になったら、クルヤを引き取ろうと思っていたりするのだが、クルヤは自分で家をつくるタイプだったから、寂しくも一緒にはなれない。

後に椎根という少年と出会って腰とろけになり、それでも店を出る事はしないので、葛藤、悩み〜している間に、椎根が家出してきた。

椎根は火でコーフンするという、ちょっと人には言いにくい性癖があるのだが、クルヤはクルヤで、水に弱い。雨でびしょびしょ椎根とか見ると、ふご〜っああ〜ん!って気になり、ほっぺをぺろぺろしたくなる。

間延びした喋りが特徴。


◎ミルク

元パートナー:藤村さん

未来のパートナー:柴先生

ハイクロの母。歳は不明。

150センチくらい。レツよりは大きい。犬種:ビション・フリーゼ

いつまでも幼い顔立ちの、ふわっ毛わんこ。大人しそうな、ちゅんとした顔の癖に、中身は剛毅。

天性のカンで夫選びをし、飼い主ではない八千代と子供をつくった。

その為に家を追われたが、後悔はしない。リスクは自分で受け止める、強い性格。

その上、惚れた八千代とは、最初の1回で「犬は嫌い」と言われたのをそのまま受け止め、じゃあもう会わない事にしよう、と決めたので、再縁組後偶然八千代が家に訪ねてくるまで、絶対に会わなかった。意地でとかじゃなく、するりと仕方ない事と、受け止めた。

クルヤの援助を得て、八千代と、元の飼い主藤原さんの目から隠れて、子供を育て上げた。大工でおかまのりきさんの工場に居候して、なかなか可愛がってもらった。本犬が再婚し、柴先生の家に行った後も、ハイクロは育ったそこに残った。

藤原さんは、力さんや大工仲間を通じて、ミルクの事をそれでも心配しており、ミルクの子供達でハイクロと同腹の姉妹は、藤原さんの紹介で縁組していった。同腹だがハイクロは八千代の子、姉妹のソルティ、ペパロニ、カンロは藤原さんの子である。

現在は柴先生の家で子供も生まれて、幸せに暮らしている。実際はストレートに愛してくれる人が合っていて、一匹でも生きていけるけど包容力のあるタイプが好みなので、柴先生にはめろめろである。おっちゃんだけど。

ハイクロや、ソルティ、ペパロニ、カンロの子供達が挨拶にくると嬉しい。柴先生は、そういう前夫の子達の訪問も、喜んで許してくれる度量のある人なので、その点でも幸せである。


◎レツ

パートナー:松坂斉佑

松坂のレツ。犬種:パピヨン

20代真ん中くらい?身長140センチほど。

松坂斉佑くん(大学生・相楽三州とは高校が一緒の先輩後輩の仲:一浪している:槍投げ選手)の家の飼い犬。

甘いキラッキラ女の子チックな顔に激しい気性。性別はまだ不明。

いつも怪我がどこかしらにある。勝ち気。負けん気強し。負けても負けたと思っていないが、身体がミニマムで、かなり喧嘩弱い。

ハイクロとは決闘済み。普通引く所を引けなくて、顔に怪我をした。斉佑くんが、ハイクロを暴れノラとして訴えかけたが、レツが大暴れ。そんな事をすれば恥ずかしくて飼い犬にもノラにも馬鹿にされるから、必死で回避。斉佑くんは訴えを諦めたものの、ハイクロは嫌いである。

決闘自体は、ハイクロが避けてるのに突っかかって、うるさくなってガウっとやったら、あんまりにも弱くって、甘く当てただけなのに倒れる時に引っ掛かっての怪我だった。真っ青になって怪我した事にショックで貧血&がたがた震えで、すぐさま勝負がついた。

実は斉佑くんの可愛がり方に、いまいち問題がある。レツは自分を(力が弱くても)一匹の犬、仲間として認めてもらいたい、自我の強いタイプ。普段「可愛くしなさい」「お嬢さんしなさい」と自分変革を迫られる事がストレスとなっての大暴れであった。しかし、レツも斉佑くんも、お互いにその事に気付いていない。

レツは自分が、家の中で、何も役立っていない事に苛立っている。

クルヤと仲良しで、良く店に行って遊んでいる。時に酒を呑んだり、家の中のものを持ち出して、売り飛ばしたりしている。

でも毎日、家に帰るわんこ。

クルヤは顔が広くてテンポが鈍くて、レツがガンガン怒っても宥めるタイプなので、一緒にいても喧嘩にならない。

後に同じミニマムなサクナリと喧嘩をする羽目になるが、一瞬で負ける。相手は余裕で、喋り途中でヒュンと、ねりちゃぎとかしてきて、瞬殺。


◎リンカ

犬種:プーリー。くるくるモニョモニョ。

多分雄?意表をついてメスかもしれない。底知れない。年齢20代前半。

母犬が、安全かと思って隠したコインランドリーの乾燥機から、よろふら彷徨い、そこからくるくる放浪わんこへ。トラックの運ちゃんに交代で育てられた。特技は、あらゆる国の運ちゃん好きな歌を歌えること。将来の約束をした人もいる。お互いにさすらいで、相手はお金が無くなるとトラックの運ちゃんをやるのだが(実家が運送業)、お金が貯まるとそこの家を出て旅してしまう。

リンカもそこの運送屋にいることが少ないので(そこの家の家族が犬嫌いで、主にトラックの中で育った)、旅先でもし出逢った時には、今度は子供をつくろうね、と約束してある。

相手はリンカをメスだと思っているらしいが(リンカからの申し出なので)どうだろうなあ•••。

運命が2人を結びつけた時に、真相が明らかになるでしょう。

風の向くまま気の向くまま、鼻先向く方へ。

アルバイトで、わんわん秘密宅急便もやっている。車で来る味噌まんじゅう屋さんや焼き芋屋さんみたいな感じで、その時捕まえないとものが頼めない。お金はとらない代わりに、ごはんの提供を受ける。一宿一飯の恩義。

各地の温泉や湯屋情報を網羅していて、わんわんニュースに提供してくれているが、縛られるのが嫌いなので、携帯などは持ち合わせない。各地のPCを借りて、フローの所やクルヤの所へ情報を伝送してくる。たまに電話でも。

温泉&湯屋情報を口伝えで各地のわんこに教えてあげたりするのも、ごはんのタネになっている模様。

大抵は、「うちのわんこが友達連れてきた」とどこの飼い主もご飯を食べさせてくれる。

なわばりに執着しない、珍しいわんこでもある。


◎ヤン

元パートナー:山際未散

現在のパートナー:飯田吾郎

まだ若い。雄。身長160後半くらい。

犬種:ピカーディ・シェパード

飼い主:山際未散やまぎわ みちるちゃん。女子。

大学に行くのに、寮の部屋が狭いと言ってヤンを置いていった。寮は借り上げで普通のアパートなので、一緒に居られなくもないのに。

特に未散ちゃんは深く考えていなくて、この世界で女の子は大事にされているので、わりと普段から素で要求も通り、悪気もなかった。しかし、置いていった事で、こんなに長くヤンに拗ねられるとは思ってもみなかった。

いつも要求を通してもらう側なので、未散ちゃんはヤンがどうやったら機嫌が直るのか分からず、時々思い出したように自分の居場所に呼んでみたりする。でもまだ許してもらえてない。

今は社会人。

ヤンは犬種からいってもかなり繊細なタチなので、ふかーく傷ついていて、未散ちゃんに見捨てられるのが怖くて、自分がすねていることにしている。

ビジュアルは割とスッキリかっこ可愛い感じ。


◎ユーヤ

犬種:ボルゾイ

めちゃくちゃしゃんとしてる系の大人に顔立ち。湯屋、浜利湯の看板娘。自分のやりたいよーに仕事してます。22歳。番台に入ったのは12歳の頃。

男や雄達が「あの子の前で脱ぐのお•••恥ずかしいだろ•••。」とか思っているなんて全然気付いてない。


◉湯屋について

銭湯は男、女、獣、となっていて、獣湯は混浴。真っ裸ではなく、湯屋用の薄い服を貸し出してます。湯屋の番台は、獣達のそれぞれ勢力地図とか対獣関係を把握していて、待合室で待機させたり、はちあわせさせないように頭を使います。

湯屋はともすれば大事なコミュニケーションを計る場や情報源ともなる場所で、かつ人用の風呂に加えてコストもかかるので、好意的な経営者しか獣湯を置きません。湯屋でのいざこざは、以上のことを鑑みても、厳しく御法度です。

隣町には湯屋がなく、毎週1回だけ遠くの町から通っていて、他の日は水浴びという獣も多いです。

人が便利なのは、湯屋に来るといなくなった自分の家の子の情報が聞けたりする事です。警察もアニマル対策はまず、湯屋と仲良くなること、としています。現在獣湯を置く湯屋には助成金が出ていますが、形だけの所もまだ多くて、いい湯屋の噂は獣ネットワークの重要なニュースです。リンカ(プーリー:乾燥機ぐるぐるまたたび秘密宅急便わんこ)は各地の湯屋情報や温泉も知っていて、そんな話をみんなに伝えてごはんをもらっています。


◎リツ(律)

パートナー:田宮芳人

警察犬。犬種:イングリッシュ・ポインターの白に茶。

20歳くらい。身長170センチくらい。パートナーの芳人さんよか少し小さい。雄。

本当は来本和成巡査のパートナーとして配置されたわんこだったが、芳人さんにメロっとなって勝手に一緒に行動。犬にパートナーを、人間の都合であてがってもダメかぁ、と成り行きで芳人さんは手続き中だが現実犬担当となり、パートナーお仕事わんこに。寮も出て芳人さんちに住んでいる。当然、芳人と住むだろ、と思っているよう。

今でも所属自体は来本巡査のパートナー扱いで、変えてもらうよう申請中。時間がかかるみたい。

警察犬学校を割といい成績で出たエリート犬。戦いにおいても実力満点。しかし、お仕事わんこなので、勢力地図には加わらない。また、芳人をどうやら自分が守るべき、と思っていて、その執着心はかなりのもの。

警察犬は、愛玩すべきものや、馴れ合う仲間を持つことがあまり許されていないので、その分、一旦これは自分のもの、と決まると絶対に譲らない。

冷静でいられること、を躾けられているので、自分が強くても主従争いは滅多に起こさない。「言わないけど俺が上なので。言う事は聞いてやるけど。」と思ってはいる。

戦いにおいて、その冷静さが吹っ飛ぶのは、まだ経験が浅い故か。

最初パートナーだった来本巡査の匂いが嫌い。何か喋ってきても、「ウゼエ。黙れ。」という気がするらしい。

芳人が宥めると聞いてやる。

芳人の事は職務中は主人として立ててやるのが、芳人を偉くする事だから、と思っているフシがある。

家に帰ったら好きにやらしてもらう。くつろぎタイムだから。


◎カンロ

◎ペパロニ

◎ソルティ

三姉妹。メス。22歳。

犬種:ビション・フリーゼ(人との交配)

ハイクロと同腹で父の違う姉妹。今はちょっと遠い町にそれぞれいる。藤原さんとミルクの間の子で、藤原さんの手引きでこれはと思う部下や、得意先、ライバル会社の人に引き合わされて順繰りに縁組。

ソルティ=皮肉屋

ペパロニ=陽気

カンロ=天然

三匹揃わなくても、お兄ちゃんのはずのハイクロは敵わない。皆真っ白髪でミルク似。家族とはそれぞれうまくやってる模様。


◎たんぽぽ犬

春を売っている犬、主に雌の総称。

今クルヤが面倒をみているたんぽぽ犬は、子供が3匹いるお母さん犬。犬種:柴犬

年齢不詳。どこかから流れてきたよう。キリッと戦う寡黙なお母さん犬。


◎ヤガシラ

年齢不詳20代後半か?

犬にしては珍しい、肉感的巨乳ばんばぼーんな雌。

犬種:アメリカン・ピット・ブル・テリア

毛色は茶色。迫力ある美人さん。

謎のハンターと共に嬉しげに、同族の犬を狩るのに喜びをもっている模様。

飼い主のハンターとは、やはり特別な結び付きがある様子。


◎ヒキリ(燧)

パートナー:ヨネザワこと米澤頼友よねざわらいと

犬種:アラスカンマラミュート

平和的で愛情深く協調性がある性格。だけどちょっと頑固なとこも。

始まりのわんこ。

闇オークションで愛玩犬として売られそうだったが。違法遺伝子操作してアニマル達を確立し、ヒキリ達を生み出した博士、おとーさが何やら画策して、運ぶトラックから逃げ出した。

その運ぶトラックの運転手がヨネザワ。いいによい!優しそうだぞ?と好きになり、パートナーに。

はじまりのわんこなので、何もかも初めて尽くしなヨネザワとの生活は、センターに協力してもらい情報もあげながら、匿名で公開されていった。

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