表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人造勇者の理想郷  作者: 鈴花雪嶺
第三章 人造勇者の理想郷
62/63

急に言われても答えられない感じの質問

 「家?」


 「あぁ。家だ」


 俺たちが結婚のうんぬんをやってから数日が過ぎた昼、アルベルトが急に話を切り出した。なんでも結婚したのだから家を建てればどうだ、とのこと。


 家かぁ。どこかに定住しようなんて考えてこなかったなぁ。行く先々で問題起こしてるし、半分機械の人間と脅威認定されている魔人の少女の二人組だからな……。いつも宿をとってたし……。


 俺たちがこれまで訪れた場所は異世界なのに魔術だけじゃなくて科学もあって戦争で半壊したサムマジス、ユエナが魔人で俺たちの実力もばれているルスキヤ、最強の冒険者を倒して隕石もぶっ壊したけど王様とは仲がいい(?)帝国。


 ここに住みたい!っていうところは今のところないんだよなぁ。


 「今のところは、この街に家を建ててそこで暮らそうかと思ってるけど、具体的な考えはまだないんだよなぁ。いつまでもここで暮らすわけにはいかないとは思ってるけど」


 「私たちからユエナを奪う気か?」


静かな怒りを帯びた声で言い返してくるアルベルト。


めんどくせぇ!エレナさんがたしなめているが……こいつほんとにこの世界(魔界)の最高権力者で最強なのか?とてもそうは見えないな……。ただの娘大好きお父さんに見える。


そんな時、急にユエナが口を開いた。


「私、向こうに家建てたい」


 「向こうって、人間の世界のこと?」


 思わず聞き返してしまう。


 魔界で生活するようになってもう一か月以上が経過していると思う。てっきりもう人間の世界には戻らないのかと思っていた。


 「うん。私とユウヤが出会ったのもあの世界だし、せっかく土地ももらえたんだし……。ダメ、かな?」


 「「よし。今から家建てるか」」


 俺とアルベルトの声が重なった。上目遣いでそんなことを言うのは反則だろう。


 俺とアルベルトはすぐに席を立つと、移動の準備をし始めた。


 この時はそんなに深く考えていなかった。魔界の王的な人物とその身内全員が人間の世界に来て定住の準備をするという意味を……

今回も読んでくださりありがとうございます!

高評価、ブックマーク登録もありがとうございます!いつも励みになっています!

不定期投稿ですが、次回も読んでくださるとうれしいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ