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人造勇者の理想郷  作者: 鈴花雪嶺
第三章 人造勇者の理想郷
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英雄の裏側

 カキィン!


 カキィン!


 金属同士がぶつかる音が響き渡る。


 俺とユエナはギルド島の森で戦闘の特訓をしていた。ただし、俺の。


 俺たちの冒険者ランクが上がってからまだそれほど時間が経っていない時に、俺がユエナにお願いしたんだ。


 改造された力に頼りきりでこれまで戦ってきたが、もしこの力がなくても戦えるようにしたい。そのために戦い方を教えてほしい、と。


 ユエナは、自分は短剣しか使えないし、俺よりも弱いから教えることなんてないから、と言っていたが、最後にはOKしてくれた。


 なんやかんやいいつつ最後にはやってくれる。ほんとにいい子だ。あまり頼りすぎて負担をかけないようにしないとな。


 新しくもらったギルド島も見たけど、洞窟と鉱山としか言いようがないほど特徴があまりなかった。あるといえばあるのだが、見どころがないというかなんというか……


 どちらも大きさは森と同じくらいなのだが、洞窟は島の大部分に洞窟があり、その最深部には天井部分がない大きな空間があった。


 鉱山の方は島の大部分に大きな岩山があり、解析してみたところ、その岩にはいろいろな金属が含まれているようだ。鉱山は掘り出せば金になる鉱石がたくさん取れることだろう。


 「はぁ、はぁ……」


 「疲れた?」


 「ごめん。俺、あんまり体力なくて……」


 「ちょっと意外かも」


 「そうかもね」


 「そろそろ終わりにしようか」


 「うん。今日もありがと」


 「……」


 「どうかした?」


 「ううん。もう特訓初めて一か月くらい経つんだなーって思って」


 「そういえばそうだね。いつもありがと」


 「こちらこそ」


 そういえば、サムマジスはどうなっているだろう。急に気になった。


 「ねぇ、サムマジス行ってみない?最近どうなったか気になって」


 「いいよ。ユウヤがそういうなら」


 「ごめんね。付き合ってくれてありがとう」


 人がいないところ……いや、そんなこと考えなくていいか。


 人がいない、なおかつ人目につかないサムマジスの首都のどこかに転移しよう。


 「じゃあ、行くよ」


 俺は魔法を発動させ、サムマジスへと転移した。

今回も読んでくださりありがとうございます。高評価、ブックマーク登録もありがとうございます。いつも励みになっています。

次回は明日の10時に投稿します。

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