起死回生!
「危ない!」
「任せろ!」
「クッ……」
「いやぁ、あの時は助かったぜ」
「なに、急に。こんな時なのに」
「こんな時だからだよ。死んだら終わりだからな」
「……」
ユエナ達とブラックスライムとの闘いは現在も続いていた。それぞれが何度か危ない目にあっているが、そこはユエナを含め全員でカバーしあって何とかやっている。
「やっぱり俺は一人ひとり戦うのは性に合ってねぇ。やっぱり協力しねぇとなぁ、人間ってぇのはよぉっと!」
言いながら、ルキアは剣を思いっきり振り、後方からの攻撃を防ぐ。
「全くですね。この戦い方なら何とかなる気がしてきました」
「この方が性に合ってるよな、やっぱり!」
「僕もこっちのほうが戦いやすいですね。やっぱりこのチームが一番です。ユエナさんもなかなかお強いですね」
ルキアのパーティーメンバーは戦い方を変えたことで本来の力を発揮し、倒すことは出来なくても、何とか持ちこたえることは出来ていた。
ユエナもそこにある程度はなじめていた。
と、いうのも初めに危なくなっていた人を助けたのはユエナなのだ。
ユウヤに助けられたから自分も助けようと思ったから?それとも、ユウヤがなんとなく生きていてほしそうにしていたから?
ユエナ自身、なぜ助けたのかはわからない。ただ、そう思ったから助けた。それだけだ。
だが、その行動が確実に流れを変えた。全員が不敵な表情でブラックスライム達をしっかりと見る。挑発するようにルキアが言った。
「ここからは俺たちのターンだ!!」
ユエナたちの第二ラウンドが始まろうとしていた。
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