第三話「大脱走」
騎兵達は剣を抜いてヒカル達を取り囲む。しかしセイラは彼らを殺すなと言う。この窮地にヒカルは秘策を試みる。
「セイラ、しばらく耳をしっかり塞いでいて」
「は、はい」
セイラが耳を手で塞いだのを見てから、ヒカルは尋常じゃない声量で叫び声を上げる。
「ワッッッッッッッッ!!」
すると馬が驚いて走り出し、騎兵達は制御しようと慌てる。しかし一頭の馬はあまりにも勢いよく飛び出したので乗り手が落馬した。ヒカルも走り出し、その乗り手不在となった暴れ馬の手綱を引っ張って抑えつけ、なんと乗り込んでみせる。
馬はすぐに大人しくなり、ヒカルの言うことを聞く。まだ他の騎兵は混乱していた。その間に彼女は馬をセイラに近づける。
「乗れ、逃げるぞ」
しかしまだセイラは耳を塞いでいて聞こえない。慌ててヒカルは身振り手振りで伝える。
するとようやく意図が伝わってセイラは馬に乗り込み、ヒカルの背中にしがみついた。二人の乗った馬が走り出す。
「なんという叫び声だ、追え! 追えー!」
ヒカル達の馬の後を近衛兵団1騎欠けて49騎が追いかける。一度乱されたが馬の調子も戻ってきてスピードを上げていく。だが負けじと逃げる方も高速で街道を駆けてゆく。
途中でヒカルは街道から逸れて野原を走って追っ手を撒こうとした。しかし騎兵達も欠けることなく付いてくる。だがその先には鬱蒼と木の生い茂る森があった。
あろうことかヒカルは馬を森へ突っ込ませる。その蛮行に近衛兵団は驚愕する。セイラ姫をそんな危険に晒すなんて。なにがなんでも取り戻さないと。しかし森の細道に入るのは躊躇われた。結局追いかけて森に入ったのは半数以下の22騎だった。
案の定森には獣道しかない。鹿の辿るルートがあったがそれも細く険しい。ヒカルはどうしたかというと、邪魔な枝や木をカタナで切り倒して強引に道を切り開いていた。そして同時に後ろへ木を倒して道を塞いだりした。
森へ入って数十分もすれば追っ手はいなくなってしまった。後ろを見張っていたセイラが誰も来ていないと言うと、ようやくヒカルは馬の速度を落とした。
やがて馬で進めるほどの道もなくなってきたので馬を降り、ヒカルはセイラを連れて周囲の探索を始めた。
「ここはどこでしょうか?」
「アスモデニエの森だ。トイータの近くだから、多分」
「ああ、アスモデニエの森ですか。それならそこまで危険な生き物はいませんね。熊とか」
「猪や鹿も十分危険だと思うが」
「そうなんですか?」
「一般人からすればな。だが私がいる。安心しろ」
「頼りにしています」
その時、何かが一斉に飛び立つ音がして空を覆った。
「な、何ですか!?」
吃驚してセイラはヒカルの肩にもたれかかる。
「ただの蝙蝠の群れだ。気にするな」
「さっきのが蝙蝠なんですか、ふむ……」
すぐ気を取り直して知識欲を刺激されているセイラだった。ヒカルは蝙蝠が飛び去った後の空を見る。もう暗く、月が出ている。
「開けた場所に出たらそこを拠点にしよう。私は夜目が効く。セイラ、絶対に私の傍から離れるな」
ヒカルはセイラの肩を抱き寄せる。王宮を飛び出してこんなところまでやってきて心細い中で本当に頼りになる言動だった。
夜の暗い森は不気味で一人で迷い込んだなら恐怖しかないが、ヒカルと一緒なら心強いセイラだった。
ヒカルは時折木にダガーで印をつけていた。暗くてよくわからないのにと相方は思うが、夜目の効く彼女には十分道標としての効果があった。
始めは本当に細い獣道しかなかったが、だんだん幅の広い道が見つかって広い方広い方へと辿る。すると途中で小鹿と出くわした。闇夜に光る眼にセイラは驚く。
「な、何かいます! 幽霊ですか!?」
「いや、小さい鹿だ。ちょうどいい。晩飯にする」
ヒカルが腰に差したカタナに手を掛けると、鹿の眼は光を失って頭が落ちた。遅れて頭部を失った体も倒れ込む。暗く冷たい土の上に温かな血が広がっていった。
近くに少し開けた場所があるのを遠目で確認すると、そこまで鹿の死体を引っ張るのを手伝ってくれとヒカルは言った。
二人は鹿の足を引きずって死肉を運ぶ。小鹿とはいえ30kgぐらいある。手馴れているヒカルはともかく、つい最近までお姫様だったセイラには重労働だった。
目的地に着いて、ヒカルは足を止める。
「ここでいい。お疲れ様」
「そうですか、ふう。暗くてよくわかりませんが」
「ちょっとここで待っていてくれ。枝を集めてくる」
「え?」
そう言い残してヒカルは闇に溶け込んで消えた。セイラは首のない鹿の死体と共に残されて不安になる。
「ヒカルー! ヒカル・シルバーソード! 戻ってきてください!」
「ちょっと待ってくれと言ったろう!」
声が返ってきて一安心するセイラ。ほどなくして、ヒカルは枝の束を抱えて帰ってきた。
「おかえりヒカル、それをどうするんですか?」
「ああ、焚火に使うんだ」
ヒカルは枝の束を地面に置き、火打石を取り出して火をつける。すると明るくなってセイラにも辺りが見えるようになった。
木々が入り組む森の中で開けたここは本来獣が足を休めるような場所だったのだろう。もしかしたらこの小鹿が目指していた場所なのかもしれない。それをヒカル達が奪った形になる。
ヒカルはダガーを手に取り、小鹿の解体を始めた。慣れた手つきで皮を剥ぎ、肉を切り分けていく。その様子をセイラは感心して見ていた。
ロース、モモ、バラと次々と肉を焼いていくヒカル。だがどう考えても一回で食べきれる量ではなかった。
「好きなのをどうぞ。おすすめは背の肉だ」
「これですか? ではいただきます」
ヒカルが指差した肉を選んでセイラはかぶりつく。ゆっくりと咀嚼してから言った。
「美味しいことは美味しいんですけど、なんか臭いですねこの肉」
「人が育ててる牛や豚と違って野生の動物だからな、肉に臭みがあるのは当然だ」
「成程……また一つ物事を知りました。ところでそんなにいっぱい焼いてどうするんですか? 二人で食べきれないですよ。朝には腐ってしまうし」
「トイータの市場で塩を買っておいた。これを漬け込んで保存しておく」
「慣れているんですね、本当にこういうことに……鹿の解体とか、どこで教わったんですかこんなこと」
セイラに問われて一瞬答えるべきか迷ったが、そろそろ昔話をする頃合いかとみて、具体的な名前を出した。
「ブッテツ師匠に教わったんだ、全部。狩りの仕方も旅の仕方もカタナの使い方も生活の術も全て」
「ブッテツ? まさかあの剣聖ブッテツ・タイラ!? 若かりし頃の数々の決闘で伝説を残し、タイガニアの軍事顧問としてドラゴニアとの戦争で我が国を幾度となく苦しめたあの、ブッテツ・タイラなんですか!?」
「ああ、まぁ……そうだ」
改めて師の偉業を並べ立てられると気恥ずかしくなる弟子であった。
「すごい! いや通りで腑に落ちました。ヒカルがこの国の兵士の誰よりも強いのはブッテツ・タイラの弟子だったからなんですね。でも確かブッテツはタイガニアの軍事顧問をやめた後長い間行方知らずになっていて、一説には諸国を遍歴していると言われていますが、その時に出会ったんですか? どうやってヒカルは彼の弟子に?」
「それについては少し話すのが長くなる……それでも聞きたいか?」
ヒカルは肉を焼くのをやめて腰を下ろす。火を囲んでセイラは口にする。
「是非とも聞かせてください」
「いいだろう。話は遡るが……」
ヒカルは遠い過去を回想しながら語り始める。
「私はトータシア帝国のそこそこ大きな町の剣道場の師範の娘に生まれた。祖先はジャポニカ人だと前に言ったがサムライでトータシアに剣術を伝えにやって来たらしく、その時から剣道場をやってる。その血を父も受け継いでいて、私が自分で立って歩けるようになった途端、シナイを持たせて振らせたんだ」
「シナイって何ですか?」
「ああ、竹でできた模造の剣だ。稽古に使う。本当に幼い頃からしごかれた。当時はそれが嫌だったけど普通のことだと思って仕方ないと耐えていた。大人になった今になってあんなものは虐待だ、父親がおかしかったのだとわかったのだが。ただ他のトータシア人と違う黒い目のことで差別するいじめっ子をシナイでしばけば次の日からいじめられなくなったから修行も悪いことばかりではなかった。でもそれが父に知られるとお前に教えた剣はむやみに振るっていい暴力ではない、正しく使わなければいけないと滅茶苦茶怒られて尻を100発叩かれた」
「それは……痛そうですね……」
「子供の頃は理不尽にしか思わなかったが、大人になってみれば父の言っていることもわかる。それから7歳になった時、初めて本物カタナを触らせてもらった。でも子供の腕力じゃ重くて持てなかった。しかし父はこれを振るえと言った。また無茶なことを言うと思った。それから筋肉を付けるトレーニングを続けた。でも満足にカタナを振るうことは3年間できなかった。そして私が10歳の時だった。それは起きた」
ヒカルの声色が変わる。表情も重くなる。
「夜遅く、私は急に便意を催して起きて便所に行った。すると窓ガラスが割れる音がして吃驚した。しかし排泄していたので様子を見に行けなかった。急いで用を足して便所を出て寝室に戻ると、父と母のベッドが血塗れになっていて、二人はぐったりしていた。私は両親を起こそうとしたが、こと切れていた。喉元が裂けていたのだ、当然だ。私は泣きだすと、金はどこだ! という声と、おいガキが残っているぞ! という声を聞いた。家に押し入った強盗達は私を探しにやってくるようだった。私は急いで寝室を後にして、道場の方へ逃げた。すると強盗達も気づいて追ってきた。私は死に物狂いで走ったが子供の脚力ではすぐに追いつかれた。私は斧とナイフを持った強盗に追い詰められた」
「それでそれで……!」
「近くにカタナが置いてあったんだ。私はカタナを持った。火事場の馬鹿力という奴か、それまでまともに振るえなかったのに、私はカタナを思い通りに振り回して襲い来る強盗を斬って返り討ちにした。そして全てが終わった時、たまたまあの人が、ブッテツ師匠が剣道場に訪ねてきた。師匠は父の古い友人らしかったのだが、この強盗の死体を見てお前がやったのかと尋ねて私がはいと答えると面白い、見込みがあると言った。私が事情を説明すると師匠が私を引き取って育ててもいい、ついてくるかと尋ねた。私は少し迷ったが親戚よりもこの見ず知らずの老人にただならぬ気配を感じてついていくと答えた」
「それがブッテツ・タイラとの出会いだったんですね」
「ああ」
ヒカルの表情が和らぐ。ブッテツとの良い思い出を思い返して。
「ブッテツ師匠の剣の修行の凄まじさは父の比じゃなかった。でも師匠と8年間諸国を旅して色々なことを教わり、見聞きし、沢山勉強になったし充実していた。でもある日師匠がふらっといなくなって、いい加減独り立ちしろってことなのかと思って、どこかの兵士になることもできたが私は銃は使えない剣士だ、サムライだ。だから師匠から教わったことを活かして金さえ払えばなんでもやるなんでも屋という職業をタイガニアで始めた。まぁ結局傭兵として有名になってタイガニアではそういう仕事ばっかりになってしまったのだが」
「それでドラゴニアに来たんでしたっけ」
「そうだな。ドラゴニアは自然が豊かで国民も牧歌的で穏やかだ。いい国だ」
「ありがとうございます」
今まで王女として国を見てきただけあって、国が褒められるとまるで自分が褒められたみたいな気がして内心喜ぶセイラだった。しかしもっとも……とヒカルは言葉を続ける。
「フェニクシアに行ったら二度とこの国の土を踏むことはないが」
「それは私を誘拐したからですか? 私のせいですよね、すみません……」
セイラは頭を下げる。気にするな、顔を上げてくれとヒカルは言うが彼女は頭を下げたままだ。
この気まずい状況をヒカルは話題を変えることで打開しようと試みる。
「そういえば、近衛兵を殺すなと言った時、命令ではなくお願いしたな。殺すのだけはやめてくれと。セイラはお姫様なのだから下々の者を動かしたければたんに命じればいいんだ」
「それは……そうですね。あなたとは対等な関係を築きたいのかもしれません。初めてなんです、そういう人は。王宮には家族か家来しかいませんでしたから。とにかくヒカルのことは下に見たくないんです。あれです! 友達というものになりたいんです」
「友達、か……」
王族なら大なり小なり驕りがあると思っていたヒカルだが、それがないセイラに好感を持つ。そして言った。
「いいだろう。友達になろう」
「本当ですか? 嬉しいです」
セイラは満面の笑みを見せる。本当に可愛いなとヒカルは思った。
食事を終えると、セイラは眠くなって欠伸した。
「ベッドじゃなくてすまないが横になって寝るといい。私が見張っておくから」
「でも、ヒカルこそ昼間よく欠伸していましたよね。先にヒカルが寝てください。私が見張っておきますので」
強がってセイラは言う。実際ヒカルは昨日徹夜していてかなり眠気があった。
「よく観察しているな……確かに割と限界なんだ。じゃあ3時間だけ寝るから。これを渡しておく。鹿が来たら追い払え。焚火が消えかけたらこの枝を足せ。寝すぎていたら起こしてくれて構わない」
ヒカルはカタナを腰から外してセイラに渡す。そして地面に横たわって目を瞑ると、ほどなくして寝息を立てた。
セイラはカタナを鞘から抜いてみる。ずっしりとして重い。こんなものを相手に悟られないほど素早く抜いて斬って戻してみせるなんて神業だと思った。しばらく銀色の刃を見つめていたが、焚火の炎が小さくなっていたので鞘に戻して焚火に枝を足して燃やした。
ヒカルの寝顔をセイラはまじまじと見る。ドレスを着れば誰もが振り返る貴婦人になるだろうにと思った。しかし彼女は剣士に生まれ剣士に育ったのだ。そして普通なら縁のない世界に生きている彼女と出会えた奇跡に感謝した。
だんだんセイラもウトウトしてきて、見張りの役を放棄して地面に転がる。あまりにも疲れが溜まっていた。そのまま眠りに落ちてしまう。ヒカルもヒカルで爆睡していた。
トイータでセイラ姫が見つかったという知らせを早馬から聞いたメイリアは真夜中に馬車でイリュセウを出発して翌朝トイータに着いた。そして近衛兵団からヒカル達を取り逃したという報告を受け、彼女らが入ったとというアスモデニエの森の前まで来た。一人、30代くらいの男を連れて。
男は兵士という格好ではなく、ボロボロの服を着ていて乞食みたいな、異様ななりをしていた。メイドの格好できちんとしているメイリアとは対照的だ。
男は膝をついて地面に手を触れる。
「ガイン・ハモンド、セイラ王女殿下の追跡は可能ですか?」
「蹄の跡を辿れそうですねぇ。でもこの森の中、十中八九途中で馬を降りている。私が言っていたものは用意してもらえましたか?」
「え、ええ」
メイリアはポケットから一枚の下着を取り出してガインに渡す。すると彼は下着に顔を擦りつけながら匂いを嗅いだ。
「これです、これ。これがセイラ姫の匂い……素晴らしい……実に素晴らしいですよぉ……」
傍から見ると変態にしか見えない。だがメイリアは我慢した。これが目的を達するためには必要なことだと。
「匂いを覚えた。これで追跡します。ご安心を。必ず姫様を取り戻し、ヒカル・シルバーソードを始末します」
ガインは大口を叩く。だがそれだけの自信には根拠があり、メイリアもそれを知っているから彼を王女奪還の任に当たらせた。
一方目覚めたヒカルとセイラは出口を求めて森を彷徨っていた。
「ヒカル、昨日も木に印をつけていましたよね。来た道を戻れば森を出られるんじゃないですか?」
このままじゃ一生森を出られないんじゃと危機感を持ったセイラが提案する。しかしヒカルは首を横に振った。
「いや、私達が入ってきたところは多分ドラゴニア兵が封鎖している。戻ったら捕まるのがオチだ」
「じゃあどうして木に印をつけていたんですか? 来た道を戻るためじゃないんですか?」
「逆だ。道に迷った時、来た道を戻らないようにするためだ」
「成程」
セイラは納得する。これもヒカルがブッテツから学んだサバイバルの知恵なのだろうと思った。
「そんなに森は広くないはずだ。今は南に進んでいる」
「フェニクシアは南ですものね」
「そういうことだ」
二人は獣道をしばらく歩く。途中泉を見つけて水分補給をし、十分休憩するとまた歩いた。
その途中でヒカルは異変に気付いた。さっきまで見かけた兎のような生き物が全然いなくなっていることに。そして何か巨大な生き物が近づいてくる気配があることに。カタナの柄を握り、警戒する。
「ヒカル?」
「セイラ、気を付けろ。何か来る!」
そいつは木々の合間から猛スピードで唸り声を上げて襲い掛かってきた。ヒカルは頭を狙い首を斬り落とす。猛獣は勢いを失って倒れ込んだ。しかしそいつはあまりにも異様だった。
トカゲに似ているが、トカゲにしては大きすぎる。体長が4メートルか5メートルくらいある。それにヒカルの目が確かなら、先程まで二足歩行していた。顎が発達しており、噛まれたら人間なんて一撃だろう。
「こいつは……なんだ?」
流石にヒカルも目を疑う。森にこんな生物がいるなんて聞いたことがない。興奮気味にセイラは答える。
「これは恐竜ですよ! 太古の昔に絶滅した生物です。たまに化石といって骨だけ見つかることがあるじゃないですか。それですよそれ! 確かこの見た目の種はラプトルと名前が付いています。図鑑で見ました」
「恐竜だと? 絶滅した動物がなんで出てきた。さっきまで生きていたぞ」
「それはわかりません……生き延びていた種がいたのかも。だとしたら世紀の発見で、それを今ヒカルが台無しにしたわけですが……」
「仕方ないだろう! 明らかに私達を狙ってたぞ! こんな、危険な奴!」
ヒカルは慌てて弁解する。確かに恐竜の発見を喜んでいる場合じゃないとセイラも思った。
「すぐに森を出た方が良いですね……」
「ああ。後ろを見ろ。猶予がなさそうだ」
ヒカルに言われてセイラは振り返ると、背後にラプトルの群れが迫っていた。
「走るぞ」
「はい!」
人間対恐竜の逃走劇が今始まった。
次回「異能覚醒」