変化
目を覚ました次の世界は荒れた現せの様な世界だった。
世界中で戦争や紛争が絶え間なく続いてるそうだった。
理由は簡単で世界規模の飢饉が起きてしまったのだとか。
ある国同士の戦争で作られた細菌兵器が食物ヘの影響力が強すぎたらしい。
主に穀物類と野菜類が駄目になったらしい。
その細菌に犯された食べ物を食べると中毒に陥って脳細胞が破壊される。
なんとも凶悪でワクチンすら作る事が出来ないレベルまで細菌が進化してしまったのだとか。
私達がそんな場所でどうやって生き残れよう?
隠れながら細々と生きてましたよ……。
「あ、お姉ちゃん。 あそこに銃が落ちてるよ。」
そんな中で捺が偶然だが銃を見つけた。
「これは……、確かAKと呼ばれる物だったかな?」
現実の世界で有名と言われているしろものだった。
見つけたは良いが私達は見事に銃が蔓延る世界に来た事が無かった。
全てファンタジー寄りの世界だったはずだ。
何故こんな世界でしかも世界の滅亡が目の前に来ている世界に来てしまったのか疑問が残った。
そんな風に考えていると捺が一言。
「銃の練習をしようよ!!!」
実に楽しそうな笑顔で話し始めた。
と言う訳で的に出来そうな物は幾らでもある。
マガジンも複数個数があるのだから少しくらいは撃てる様にはしておこうと撃ち始めた。
夕貴は最初は当たらなかったが段々と当てれる事を喜ぶ。
次に捺なのだが、銃と言う物がからっきしだった。
いくら練習しても当てれない。
まるで弾が逸れているかの様に違う場所に当たるのだ。
「お姉ちゃぁん……。」
捺が泣きついてきた。
可愛いやつめ。
「落ち込むな妹よ。 捺には身体能力があるじゃないか。 私の護衛をしておくれ。」
私はあらゆる接近戦と言う分野に置いては捺に勝った事が無いのだから仕方ない。
少しでも捺に優れている所が無いと落ち込む所だ。
その日は銃の練習とナイフでの接近戦を独自に練習して終わった。
食べ物は銃を見つけた場所に少量だけあったのでそれで済ませた。
恐らくだが兵士とかの拠点だったのだろうと思う。
襲撃されて慌てて逃げたか引き上げたのだと思うが、こう言う場所は灯台下暗しと言うだろう。
数日は平気なはずだ。
そう夕貴は思い二人で眠る。
まだ始まったばかり