見えないツバサ
掲載日:2014/10/22
ボクの背中には、ツバサがある。
でも、見る事は出来ない。
どんな形をしているのか、どんな大きさをしているのか、創造出来ない。
ボクは、飛び立てない。
飛べるまで、何度でも失敗すればいいと、父さんは言う。
ツバサを傷つければ、二度と飛ぶ事は出来ないのに。
兄弟の中で、一番立派なツバサを持っていると、母さんは言う。
見た事の無い物に、どうしたら自身を持てるのだろうか。
最後の兄弟も、巣立って行った。
父さんも、母さんも、巣には戻って来ない。
大空に飛び立とう。
才能と言う名のツバサを広げて。
どんなツバサにも、必ず秘められた力があるのだから。




