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自由の矛編プロローグ

『自由の矛編』開始に合わせてタイトルを変更しましたが、元に戻しました。

 ただし、サブタイトルを加えています。


20150323公開 20150330修正

 守春香は新たに崖の端に現れた集団を上空から観察していた。

 人数は段々と増えて今では50人ほどになっていた。

 木々で覆われた森の中なので時々にしか姿は見えないが、その集団はこれまでにやり合って来た巨人とは違って、『ご先祖の脳波』を垂れ流していた。

 

「プリンセス3よりS13、ブラボーは現在50人くらいに増えた。ブラボーは全員が私と同類の人類種と判断。接触の許可を申請して欲しいんですけど?」

『S13よりプリンセス3、プリンセスたちと同類? 分かった、すぐに報告と申請をする。しばらく待機してくれ』

「プリンセス3、了解」


 春香は自分が接触する方がリスクが少ないと判断していた。

 地上で巨人の掃討任務に当たっていた自衛隊の特戦群小隊が接触してしまうと、『悲劇のファーストコンタクト』にしかならない。


 S13からの連絡は15分後だった。


『S13よりプリンセス3、許可が下りた。ただし、以下の3点を遵守してくれ。1、身の安全を最優先。2、能力は隠す事。3、友好的な接触をする事。それと貴志君からの伝言だ。殺すな、だそうだ』

「貴ニィ、私をなんだと思っているのかな? バーサーカーとでも?」

『・・・・・・・・』

「プリンセス3よりS13、無線機の故障? それとも、他意が有るのかな?」

『S13よりプリンセス3、いや、深い意味は無い。それとバックアップとしてプリンセス2が5分後に離陸する。我々も今からバックアップに回る。接触は30分待ってくれ』

「プリンセス3、了解。ちなみに、ブラボーの装備は巨人よりも格段に良さそう。軽装だけど鎧は全員が金属製だし、凝った装飾も入っている」

『S13よりプリンセス3、了解した。くれぐれも気を付けてくれ』

「プリンセス3、了解」


 生き残りに必死な取り残された人々と新たな人類種との接触が始まろうとしていた・・・・・

如何でしたでしょうか?

 (「始まりの日」というタイトルも結構気に入っているのですが、元々エピソード1のタイトルでしたから、作品の世界観を反映させる為にタイトルを変更しました) → 戻しました m(_ _)m

 (前書きでも書きましたが、しっくりと来ていませんのでタイトルは再度変更になるかもしれません(^^;)) → はい、変更になりました(^^;)


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