表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/151

プロローグ

20150305公開

   挿絵(By みてみん)




 この高度の風は割と安定していた。

 巨大な剣を身体の前で固定しているだけの私と違って、陸上自衛隊の無線機を身体に固定している為に空力特性が変になっている従姉の飛行も危なげが無い。

 周囲は未だ暗闇の中だったが、東の地平線は微かに赤らみ始めていた。

 従姉のユリネェとの編隊飛行もそろそろ終わりだった。


『ハルちゃん、準備はいい?』


 従姉がトランシーバーで呼び掛けて来た。


「うん、私はいつでも行けるよ」

『作戦開始10分前。そろそろ降下に移って』

「了解。後は任せるね、ユリネェ」

『うん、分かった。 無茶はしないでね』

「可能な限り無茶はしないよ。じゃ、行くね」

『気を付けて・・・』


 私はファンの造成を解除して、補助翼を代わりに造成して“飛行”から“滑空”に移行した。

 1000㍍下の、敵たる“巨人”の砦をチラっと見た。

 動きはさほど見られない。

 野晒しで寝かされている市民たちに目をやると、留美の姿が目に入った。


『もう少し待っていて・・・・・ 絶対に助けるから・・・・・』



 大阪府立登美丘高等学校2年3組出席番号31番、守春香は異星の空を駆けながら親友に誓った・・・


 

如何でしたでしょうか?


 このプロローグは2015年3月5日に追加されたものです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ